読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
高峻は寿雪を救い出すため、もっとも険しい道を選び、進んでいく。この秋、宮中は慶事に沸いた。同じ頃、先の騒動の影響で夜明宮は、ひっそりと静まり返っていた……。烏妃はひとりで在るもの。先代、烏妃の戒めが、寿雪の胸を刺す。だが寿雪は、抱えたものを守り通すため、突きつけられた烏妃としての切ない運命に対峙することを決めて——。激動の第五弾!(裏表紙より)
烏妃とは何かが判明し、寿雪が解放される方法もわかりつつある中、高峻は少しずつ寿雪を自由にする準備を始めていた。ひとりでいなければならないという烏妃だけれど、すでに寿雪には多くの大切なもの、守りたいもの、守ってくれるものがある。
第1巻の仄暗さ、冷たさ、寂しさが、5巻にもなるとだいぶ変わっていて、物語の色合いも薄明るくなっている印象。その分、神々を巡る物語はだいぶ血生臭くて重い。まさか最後に烏妃のゾンビに襲われるとは……。それを助けてくれたのが麗娘だっただけに、寿雪の慟哭が本当に胸にくる……。
そろそろ最後の戦いと、寿雪の行先を決めるターンかな。どうか幸せになれる選択をしてほしい。
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