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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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強面だけど心優しいコンビとして国民的人気者の、青春時代の素顔とは?――安アパートで10年間、布団を並べて眠った。二人で舞台に出たら観客も二人だった。トイレには「みー君へ」と書かれた富澤から伊達へのメモが貼られていた。恋人も嫉妬する(!?)長~蜜月!笑いを心底愛し、震災後の東北を支援し続ける二人の、バイタリティの原点。

芸人になるまでの話、芸人になってから、そしてM-1優勝、その後のこと、と二人の視点で当時のことを振り返る内容。
そうやって書いているんでしょうけれど、お互いにお互いを見て感じていることがほとんど相違ないのがすごいなあ。長く一緒にいるからこそ自然と感じ取れるようになるんだろうな。
相手を相方と信じて、怠けつつも、最後にはスターへの道を駆け上がるサクセスストーリーとして読めて、M-1グランプリの描写はすごく興奮した。しのぎを削る場で負けて悔しいと思いながら「頑張れ」と言える人は、徳が高い人だなあ……。そんな風な人間になりたい。
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春の卒業式を終え、貴族院の図書館は静けさを取り戻していた。司書を務める教師ソランジュはローゼマインが入学してからの、刺激に満ちた一年間を振り返る。「今年の貴族院は特別な思い出がたくさんあります」本編とは異なる視点で描かれる学園生活。ヴィルフリートやハンネローレ、オルトヴィーンといった一年生の領主候補生たちを中心に、ローゼマインの側近たちや、エーレンフェスト寮の学生、寮監なども登場。貴族院の知られざる毎日が今、鮮やかに蘇る!
本編の二年生を目前に控え、思い出噺に花が咲くビブリア・ファンタジー!
大幅な加筆修正に加えて、書き下ろし短編×10編を含む合計18編を収録した、シリーズ初の番外編!椎名優描き下ろし「四コマ漫画」も収録!(カバー折り返しより)

時期としては貴族院一年生、ローゼマインが全員で最速合格を目指していた頃から、エーレンフェストに呼び戻されている間のこと。
ヴィルフリートがめちゃくちゃ大変だった描写や、オルトヴィーンとの交流のこと。トラウゴットの辞任事件における当人してんの話。ダンケルフェルガー側の動き。アンゲリカの神殿での生活や、ユーディット、ローデリヒたち側近の気持ち。そしてめちゃくちゃみんなが気になったであろう、ハルトムートの婚約に至る経緯の話。
読んでいると先のことを思い返してちょっときつくなる話もありましたが、合間合間に挟まる、どこまでも間の悪いハンネローレの話に癒されました。可愛いなあ。やっぱり本好きということではなかったのね……。優しいなあ、ハンネローレ様は。でもエーレンフェストの本を面白いと感じてもらえたのは本当みたいでよかった。
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「その時は――魔女〈ティナーシャ〉を殺すさ」
 契約のもと、一年という限られた時間を共に過ごすオスカーとティナーシャ。だが突如二人の前に、ティナーシャのかつての婚約者・ラナクが姿を現す。古き魔法大国の血を継ぐ彼は、新たに国を興すと大陸全土への侵攻を企てて……。その時、オスカーとティナーシャの選んだ道とは――大陸の完全支配をもくろむ巨大魔法と王剣の剣士の、熾烈なる戦争の火蓋が切られる。(裏表紙より)

ティナーシャが過去と決別する第二巻。中盤からはボーナストラック的に、オスカーとティナーシャの平和だけど平穏じゃない日常を描く話が詰まっていて、とってもとってもにこにこして読みました。
トゥルダール関連の話はかなり重くて、ティナーシャがどれだけの苛まれたのか、そしてオスカーが現れたことでちょっとばかり気持ちが安らいだのかを想像するとたまらない。ラナクと戦う彼女は凄まじくかっこよくてぞくぞくしました。ああー好きー。もう民はいないのに縛られたままのその魂たちのために王たらんとするヒロイン大好きー!!!!!
そして短い話の数々。これで付き合ってないんだよな。いやもういっそ早く結婚しろよ!!!? お互いに好き合ってるんじゃんばかばかばかー! 早くしないと絶対に取り返しのつかないことになるよ私知ってる私ならそうするもん!!!!!
なんとなく読むのが怖い気がして、ずっと積んだままだったのですが見事にはまっています。最終巻までちょっと温存しておかないと、心臓がもたない気がする。
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中国にかわり技能実習生の最大の供給国となったベトナム。「労働力輸出」を掲げる政府の後押しもあり、日本を目指す農村部の若者たち。多額の借金を背負ってまで来日した彼らの夢は「三〇〇万円貯金する」こと。故郷に錦を飾る者もいれば、悪徳ブローカーの餌食となる者もいる。劣悪な企業から逃げ出す失踪者は後を絶たない。日越の関係機関、実習生、支援団体を取材し、単純労働者の受け入れ先進国・韓国にも飛んだ。国際的な労働力移動の舞台裏を全部書く。(カバー折り返しより)

いかにメディアで流れている外国人労働者に関する報道がごく一部の過激な内容のみで構成されているのか、よくわかる本だった。
単純に労働環境の劣悪さが原因かと思いきや、そのほかに「稼ぎたいのに稼げないから」という理由で仕事を求めて疾走する人たちがいるんだな。そしてそうした失踪者が続出するのは、それらに関わる機関が民間企業だったり手続きの歪みがあったりするせいなんだな……。
日本だけでなく韓国のことも最後の方に触れられていますが、やっぱり外国人労働者は人手不足解消のためなのか。労働環境がひどいところはどの国にもあるし、良いところは良いし。冒頭の著者の、成功した技能実習生に対する思いを読み返して、働くってなんだろうな……と遠い目をしてしまった。
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ユミィ護衛の任務を勝ち取るため、チームで選抜試験に参加するシェルティス。今までひとりだった彼は、仲間と協力する戦闘に戸惑ってしまう。一方、ユミィは謎の女性・ツァリに“千年前の記憶”を見せられて……!?(Amazonより)

第4巻。シェルティスたちがチームを完成させる話がメイン。
明らかに味方側に怪しい動きをしている人たちがいて、それとなく世界の秘密に関わる存在がシェルティスやユミィの周りをうろうろしていることがはっきりしてきた。エデン側にもそれらしき存在がいるのがちらついているので、そろそろ話が大きく動きそう。
ヴァイエルのツンツン具合から、秘密とやらはそういうやつかなと思ったら大当たりで笑ってしまった。早めにデレてほしい。絶対に頼りになるから。
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朝日新聞夕刊(2015年4月21日〜2018年9月18日)に掲載されたものをもとに、再構成されてまとめられたもの。「セックス」にまつわる男女の問題を、読者の投稿を交えて考える。
夫婦におけるセックスのあり方や、無意識のジェンダーによって優位性が刷り込まれていたりとか、AVを正しい性知識として誤認していることとか。そういう、私たちの日常にある「性」について、個々人が「こう思う」というのがまとまっていて、すごく興味深く読みました。読んでみて、セックスへの意識のあり方や、性教育への関心の低さが突き刺さる。
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日常で遭遇するちょっと不思議な奇妙な出来事。手術後にすれ違った患者たちはどこへ? テレビ局に現れるのは? ベランダに出てくる美しい奥さんの姿が見えなくなって……? 婦人公論に連載されたエッセイを単行本化。

日常の怪談話。幽霊が見える、感じるという人が著者を含め多数登場するので、そういう出来事が起こりやすかったりするのかなあ。
しかし結構簡単にすれ違ったりしているのに、気付かなかったりスルーできたりするのは、工藤さんの心臓が強いのか、遭遇しすぎてそれが普通になったのか。そんな風に思いながらも、私が気付いていないだけで、周りでは奇妙な出来事が起こっているのかもしれない。
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卑猥な宝石に恋する少女趣味ファッション店員、美少年の生徒に慕われる幼児体型の養護教諭、アイドルの夫の帰りを待つ幼妻、可愛い恋人がありながら不倫するSM女子、優しく賢く美しい叔父様に引き取られた少女、「眠り姫」と綽名される女子大生……薄い胸、華奢な四肢、可憐な顔立ちで周囲の欲望を絡めとる少女たち。その刹那のきらめきを閉じ込めた異端にして背徳の恋愛短篇集。R-18文学賞受賞作家が描く愛の毒6篇(裏表紙より)

黒い方の宮木さん。エロティックなお話ばかりで、読んでいて胸がひりひりする、ちょっと病んでいる雰囲気を持つ短編の数々。
ロリータファッション店員が恋する希少真珠の指輪を絡めた物語「コンクパール」。
養護教諭と男子生徒の短い逢瀬と、終焉を描く「春眠」。
アイドルの夫を持つ少女の夢物語「光あふれる」。
バイセクシャルの女性が同性の恋人を持ちながら男性とSMプレイをするが……「ピンクのうさぎ」。
家族から逃れ、優しい叔父様と暮らす少女の官能の日々の終わり「雪の水面」。
かつて愛した人を失った少女は病み窶れ、彼に会いたいと願っている「モンタージュ」。
一冊の本が終わりに向かうにつれて、だいぶと読んでいる側のメンタルがきつくなってきたんですが「モンタージュ」はかなりやられました。登場人物が「春眠」の関係者だとはわかるんですが、言っていることが全然わからなくて、え、え? と思っていたら。心が死ぬとこんな風に忘れてしまうのか……という衝撃と、それでも見捨てようとしない人たちの存在の安らぎと。でも「春眠」の彼女のことを思うと、やるせない。けれどこの時点で、彼女自身はすでに少女ではなく、大人の「女性」になっているんだよなあ。とても理解し合えるとは思えない。悲しい。
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ゴブリン退治に向かった令嬢剣士の捜索と救出を依頼されたゴブリンスレイヤー一行。だがその目的地である北の雪山でのゴブリンは非常に手強く……。

原作もしくはアニメ等、事前に設定を頭に入れていないと置いていかれるタイプのOVA。登場人物の説明がないまま、アニメの続きのように話が始まって終わりましたが、これはこれでよいものだ(原作1巻とアニメを見ていたので)と思いました。
相変わらずのゴブリンスレイヤーさんと、能力の高い仲間たちが工夫しながら戦う、いつも通りのお話。すでに仲間に対して結構優しくなっているゴブリンスレイヤーさん、ちょっと可愛いなと思ってしまった笑
そしてエンディング曲がめちゃくちゃいいな! びっくりした。原作の続きが読みたくなりました。
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高校生の草壁光は、合唱祭の練習のときに隣のクラスメートが口パクしていることに気付く。秀才と有名な佐条利人とは性質も違い、話したこともなかったが、歌なんてくだらないと思っているのかとそのときは思う。だが本当は歌うことが苦手な利人がこっそり一人で練習しているところに遭遇したことで、二人の距離はあっという間に縮まっていく。

中村明日美子さんの漫画が原作。
男子高校生のピュアッピュアなところを抽出したような作品で、見ていて胸がくすぐったくもなり、微笑ましくもなり。甘酸っぱい。甘酸っぱいよ! この透き通ったような恋、見ていて心が浄化されるわ……。
光がまた結構やり手というか、そつのなさが、いいわあ……と思いました。でも利人に恋してるんだよな。それがいい。
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Author:月子
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