読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

正統派ヒロインにありがちな“いい子ちゃん発言”。
それが大ッ嫌いな私が、念願かなって悪役令嬢に転生!!
誰にも文句を言わせない悪女になるためには、体を鍛えて猛勉強し、魔法の腕も磨かないとね!
――と頑張っただけなのに、悪役になろうとすればするほど周囲の好感度が上がるようで!?
いいわ、悪女としてその期待、全力で裏切ってみせます!(Amazonより)
アニメ視聴済み。乙女ゲームのいい子ちゃんなヒロインに感情移入できず、悪役令嬢が好きな主人公は、転生したその悪役令嬢だった。歴史に残る悪女になってやるぞと努力を重ねていたら、当然ヒロインとその取り巻きとは対立、なのに王子様の高感度は爆上がりで、という乙女ゲー転生悪役令嬢もの。
アリシアの言う「悪女」の定義がなんなのかやっぱり最後までわからなかった。国を乗っ取るでも周りを自分の望み通りにするというわけでもなく、お花畑ないい子ちゃんと対立したい、矯正したいのなら、それは悪女ではなくて悪役を装った善行者なんだよな。現実を見て要不要を判断して適切な行動を取っているだけで。
あとこういうファンタジー作品、特に幼少期のシーンがあるもの特有だと思うんですが、十歳前後の子どもに年上のヒーローが恋愛感情を抱いたりアプローチするのがちょっと……。そこでそうとは思わせないのが大事だと思うんだけどなあ。