読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
事実上、ブラーナ帝国の支配下にあるネプティス王国で、女でありながら近衛兵を務めるナルメル。自分の国が、他国に支配されながら発展を遂げていることに、複雑な感情を抱いている。そんなとき、ブラーナ帝国の皇子アリアスが総督府の長官としてやってきた。彼の責任感のない発言や態度から、はじめは軽蔑していたナルメルだったが、護衛として共に行動するうちに意外な一面を知って…?(裏表紙より)
嫁恋シリーズ番外編。『紅〜』で舞台だったネプティス王国の中編が二本。一本は、ナティール即位後のお話。もう一本は、即位前のお話。相変わらずべたべた甘いお話ではなくて、国の興衰とはみたいな話があったり、国の在り方や各国文化についての入門書を読んでいる気分になります。面白い。
「大河は愛をつなぐ」が、真っすぐな少女近衛兵と無気力な皇子様という組み合わせで、二人の会話を見ていると楽しいです。嫁恋はみんなどこかしら柔らかで『お姫様』だったので(『緑の森〜』のエリスセレナは例外かな?)、ナルメルのキャラクターは新鮮で面白かったです。ちょっと間が抜けた感じも可愛らしかった。
「草原の女王」は女族長のお話。ナティールはあちこちでフラグを立て過ぎだな!
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