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サマーウォーズ (角川文庫)
小磯健二は、憧れの先輩・篠原夏希に、「4日間だけフィアンセの振りをして!」とアルバイトを頼まれ、長野県の田舎に同行することに。夏希の曾祖母を中心にご親戚に囲まれながらも、大役を果たそうと頑張る健二のもとに、謎の数列が届く。数学が得意な彼は、夢中で答えを導きだすが、翌朝世界は一変していた。世界の危機を救うため、健二と夏希、そして親戚一同が立ち上がる! 熱くてやさしい夏の物語。解説・大森望(裏表紙より)

細田守監督作品「サマーウォーズ」のノベライズ。
登場人物の心情が描かれていて、映画とはまた別の角度で面白かったです。映画にはなかった設定や話もあり、人物関係も整理されていて、映画が更に分かりやすくなりました。映画では彼は陣内家の人々より一歩引いたところにいたのですが、小説版は健二がよく動いていたので主人公らしくて嬉しかったです。
やはり、健二の書き込みが! 健二の、ここぞ、という時の台詞がかっこよかったし、夏希との過去の話もにやにやしながら読みました。夏希の恋愛事情の設定は映画と違うのですが、一夏に花開いた恋としてにやにやできるもので楽しかった。
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