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龍の館の秘密 (創元推理文庫)
行方不明の父親を捜すため、倉西美波はアルバイトに励んでいる。今回は、「立っているだけで一日二万円」の仕事。でもバイト先での宴会の末、たどり着いた「龍の館」で、またもや殺人事件が勃発! 被害者はなぜ溺死する寸前になるまで助けを求めなかったのか? 『天使が開けた密室』で注目を浴びた著者が放つ、清新な本格ミステリ第二弾。未発表短編「善人だらけの街」を併録。(裏表紙より)

龍の館と呼ばれる、トリックアートなどの趣向を凝らした館で起こる物語。冒頭から鎌倉へ行く話があるから、てっきり鎌倉へ行くのかと思ったら、京都に行ったのでびっくりした。探偵のいない状態が後半になるまで続いたので、一体どうなるんだと思ったけれど、事件が解決されてよかった。でも事件のその後がないのはちょっと残念でした。
しかし、女子高生三人組はいつもえらい目に遭うなあ……。人が死ぬところを見てしまうのは、とても辛い。特に今回は実際に考えるとかなり辛いものがあるのでは、と思いました。
動物がかわいいなあ! 今回はケンゾウがかわいかったです。すがさんが猫好きというシーンがなんだかほんわかしてしまった……。
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