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はなあそぶ-淵国五皇子伝- (一迅社文庫アイリス)
皇子たちの呪いを解くため、淵国につれてこられたカナン。三人の皇子の呪いを解き、結婚を目前にしたカナンと善皇子の前に立ちふさがった最大の障害は皇帝陛下だった!? 皇帝と命懸けの賭けをすることになったカナンだが、そのせいで善皇子との関係がぎくしゃくしてしまう。そんなカナンを、呪いが解けた郷皇子が熱烈に口説いてきて——!?
西洋乙女と皇子たちが繰り広げる、中華風王宮恋愛ファンタジー★ 感動の終幕!(裏表紙より)

ほんのちょっとネタバレ気味なので続きから。


はなシリーズ完結巻。楽しかった! 最後まで、ばらばらだった兄弟家族がひとつになっていくお話でした。いろんな愛に溢れているなあ、と読んでいて泣き笑いみたいになってしまった。ああ、いいお話だった。
でも今回もオブラートはどこだ! と叫びました。
善とカナンのすれ違いが、はらはら、にやにや、どきどき、きゃー!(悲鳴)と何段にも重なっていてめいっぱいで、本当に本当にごちそうさまでした!(言っている意味が分からないと思いますが本当にそんな感じ)。カナンが最後まで善が一番でよかった。嬉しかったです。
律と晃がまじかわいくて転がりました。無自覚天然攻めりっちゃんゴチでした。晃かわいい。もう一生そんな感じなんだろうな!
家族がようやく揃って、それぞれが望む本当の形を取り戻し、長く遠ざけてきた別れを経た後、その楽園を出て行くところは感動でした。
本当に楽しく、いいお話でした。ありがとうございました!
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