読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「小説は、好きですか?」わたしたちはなぜ物語を求めるのか。新作を書けずに苦しむ作家、作家に憧れる投稿者、物語に救われた読者、作品を産み出すために闘う編集者、それを届けてくれる書店員……わたしたちは、きっとみんなそれぞれの「小説の神様」を信じている。だから物語は、永遠だ。当代一流の作家陣が綴る、涙と感動、そして「小説への愛」に溢れた珠玉のアンソロジー。(裏表紙より)
相沢沙呼、降田天、櫻いいよ、芹沢政信、手名町紗帆、野村美月、斜線堂有紀、紅玉いづきという作家陣によるアンソロジー。
紅玉いづきさんのは実録だろうと聞いて読みたかったやつ。紅玉さんの小説について語るときの強い語り口が好きでね……。
皆さんの「小説の神様」への思い入れに溢れていて、読んでいて嬉しいようなむずがゆいような、ボディブローを食らったような苦しさを感じつつも、ため息をついて読み終わってしまう一冊でした。いやー……面白いんだけど、きつい。出版業界が辛いからこそ、葛藤する人たちの感覚にぴたりとはまってしまって、ままならないことが苦しくてたまらなくなってしまう。
いやでも、面白かった。
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