家庭料理はどのように描かれてきたのか。雑誌、ドラマ、小説、漫画などの描写や当時の社会を照らし合わせた一冊。
料理の歴史かと思いきや、がっつり家族の話でした。家庭において求められているそれぞれの像(母親とか主婦とか、男性が料理をすることについてとか)が雑誌や漫画などの媒体を通すと見事に浮き彫りになるのですごく興味深く読みました。
料理研究家やフードコーディネーターのことも取り扱っていて、自分が料理番組をほとんど見ない人間なのでこういう人たちもメディアに出る人、視聴者が求める像として番組を持ったのかということがわかって面白かった。
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