読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
夢の中に繰り返し現れる、自分とそっくりな少女を探し求めて旅を始めた、女剣士シィン。彼女が訪れた街には『海の獣』の伝説が伝わり、そしてその地を守るサラデーニ家には、たった一人の姫がいた。
樹川さん得意の鈍感者は、この話では主人公シィン。美少女なのにまったく気付いていない。しかも剣の腕はすばらしい。そしてうわばみ。
神々がまだいて、幻獣が存在してという世界は大好きだ。しかも古い契約に縛られた獣が転生してずっと娘を守る、という設定はかなりいい。
シィンが自分の出自を探りながら、もう一人の自分であるウィーアを追い求める辺りは、無鉄砲なところが分かる気がする。それほどシィンは自分自身の正体を知りたいと心の奥底で思ってたということだと。
ヒーローであるはずのラダストールがとてもオペラシリーズのソラに見えてくる。もうちょっと人っぽいけれど。つかみ所がないというか、全部を知りながら人間の形をしている辺りが、とても。
PR
この記事にコメントする