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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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ある事情から伯爵令嬢アマリアの身代わりとして、他国の大学を受験したユーネ。無事に首席合格したものの、なぜかトゼ公爵であるセヴェステルに付きまとわれて!? 目立たず学業に邁進したいのに、「彼女は自分に惚れている!」と思い込んだ彼は斜め上の超ポジティブ思考でグイグイ迫ってくる。そのせいで周囲の令嬢たちから妬まれて、嫌がらせをされるはめに。圧が強くてうっとうしい彼から逃げたいユーネだが、甘く熱い想いに翻弄されて……。(裏表紙より)

まったく人の話を聞いてくれないトンチキヒーロー、ただただ怖い。
読むと他人事なのでうわあと思いながら距離を取れるんですが、当事者だったら怖いよなあと思ってました。自己肯定感が高いとは言っても、まったく人の話を聞いていない、「嫌だ」という言葉を「僕を思ってのことだね!」と曲解するなど、話が通じない恐怖。ユーネ自身は途中から好意を持っているように描かれていくんですが、無理やりそう思うように言い聞かせているように感じて……いや本人たちが問題ないならいいんですけど……その状態で体の関係があるのはひたすら怖いと思うんだよな……。ソーニャ文庫だとこういうヒーローもありなのか。
特殊な設定としては、女性も学位を持つことがステータスであるということと、蒸気機関車が存在しているような時代設定なので避妊具が存在すること。事後の風景を思うとだいぶシュールだなと思ったこともあり、珍しいものを読んだと思いました。
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Author:月子
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