読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
20世紀初頭、ベルリンに存在した人と人以外の存在を繋ぐ探偵事務所。長い任務から帰還した探偵ジークは、人狼の少年の世話と新しい依頼を押し付けられた。依頼の背後に見え隠れする人狼の影——巨大な陰謀は静かに幕をあけ、二人を陰惨な事件に巻き込んでいく。第2回C★NOVELS大賞特別賞受賞作に書き下ろし短編「クリスの奮闘録」を収録。(裏表紙より)
ドイツにある、人外たちが所属する探偵事務所。探偵ジークが人狼の少年エルを押し付けられたことから、人狼にまつわる事件に関わることに。
次から次へと人外のものたちが起こす騒動がなんだか楽しい。全然落ち着かないし、新しい人物が頻繁に出てくるし、ひっきりなしに面倒ごとが起こるんですが、エルが可愛くて癒されます。それからジークの正体がなんなのかと思いながら読んでいくと、そうきたかーと。でもだったらアドルフは助けられなかったのかな……嗅覚が鋭いとかないんだろうか……とちょっと悲しくなったりもしました。
エルの可愛さは短編の「クリスの奮闘録」でいかんなく発揮されていて、ごろごろしました。それから誰かから見たジークも、本編を読み終わった後だと面白いなあなんて思ったり。
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