読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
江戸幕府が瓦解して五年。強面で人間嫌い、周囲からも恐れられている若商人・喜蔵の家の庭に、ある夜、不思議な力を持つ小生意気な少年・小春が落ちてきた。自らを「百鬼夜行からはぐれた鬼だ」と主張する小春と同居する羽目になった喜蔵は、様々な妖怪沙汰に悩まされることに――。
あさのあつこ、後藤竜ニ両選考委員の高評価を得たジャイブ小説大賞受賞作、文庫オリジナルで登場。〈刊行に寄せて・後藤竜二、解説・東雅夫〉(裏表紙より)
百鬼夜行から落ちてきてしまった、妖怪の小春。正体は妖怪なのでは? と周囲から恐れられている強面で無愛想な喜蔵。なんだかんだと一緒に暮らすことになった二人だったけれど、喜蔵の周囲で妖怪による事件が起こり始め、それに首をつっこむ羽目に。
なんだかかなり文章が読みづらいなあと思ったんですが、恐い恐いと言われている喜蔵の優しいところや、生意気なことを言いながらもちょっとした寂しさみたいなものを抱えている小春の姿が生き生きとしているなあと思いました。
刊行に寄せてを読んで、発行年を見たら2010年7月。今はかなりあやかしものってメジャーなので、そうかこのころはまだ少なかったのかあと思いました。
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