読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
焔の魔術を操り、〈冬〉と戦う女戦士ゲルダ。
彼女が属していた軍は、彼女の恋人であり養い親であるアルムリックの裏切りによって壊滅する。
裏切ったアルムリックを討つため、ゲルダは復讐の旅に出る。愛ゆえにその憎しみは果てしなく深く……。
壮大なスケールの本格ファンタジーが、美しい文章で綴られる。
五代ゆう伝説のデビュー作が装いも新たに登場!(裏表紙より)
面白かった。苛烈で鮮やかで美しい、創世と神と人の物語だったなあ……。
激しく感情豊かな女戦士ゲルダが、養い親であり恋人であった魔術師に復讐を誓って旅立つ。この復讐の旅がただではいかない。親を知らないゲルダの出自や、世界の創世や神々の物語が絡み合って、最後の戦いになるまで真実が明らかにならなくてはらはらしました。
何より風景の美しさ。冬に枯れた大地の寂しさや、戦いの冷たさ、冬の城のきらびやかさに、最後に残った世界の豊かさ。本当に生き生きとした綺麗な文章だなあ……。こういう文章が書いてみたい。
面白かった。こういう創世の物語大好きだー!
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