読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「きみはいったい何なんだ?」
慣れているように見えた。銃の扱いも、暴力も、あの異様な状況にも。少年はダグラスを見つめて微笑した。
「賭けをしようか。この連中の仲間がまたダグラスを誘拐しにやって来る」
心底ぞっとした。悪夢がやっと終わったのに、すかさず次の悪夢を強引に見せられている。そんな気分がする。
「だったらなおさら警察に……!」
「保護を求める? 却下。それだと、また狙われるっていう賭けが成立しなくなる」
開いた口がふさがらない。それが仮にも誘拐されそうになった被害者に言う台詞か。
リィのことを「モンドリアン」と呼ぶ少年は何者かに狙われていた。しかもその奇妙な事件はまだ終わっていない。むしろここからが始まりだった。(裏表紙より)
天使回。前々巻『ソフィアの正餐会』にて登場したダグラス少年が、偶然にもリィと再会し、何者かに狙われるという話。
相変わらず天使たちが最強です。今回ダグラスの視点が多かったせいか、天使が意味分からない感じに最強だったのでそれがちょっと不満です。もうちょっと怪傑してくれてよかったのよ! 黒幕、というかその周りの陰謀もさわりだけだったので!
私は演技時のレティがすっごく好きなんですが、もっと出てきませんか。無邪気でちょっと馬鹿っぽい男の子、の皮を被ったすんげー危ないやつという設定がすごく好きだ……。
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