読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
【電子版限定書き下ろしつき!】自殺を思いとどめた16歳の少年が魔術師の館を訪ねてきた。きけば、世にも珍しい<天使時計>を壊した代償に主人から預かった大事な金貨を取られたらしい。少年の手に残ったのはどうみても最初から壊れていた様子のガラクタ時計。魔術師のひとりは、詐欺師からだましとられた金貨九枚に上乗せして返してみせるというのだが…。(天使のふりこ)珠玉の短編計4作&電子版限定書き下ろし「それはまるで水晶のような」収録!(Amazonより)
電子化に際して、書き下ろしがついた電子版。
久しぶりに楽魔女を読みましたが、感じ方が変わったなあと実感しました。そしてやっぱりこのシリーズの面々がすごく好き。
最終巻まで読んでいると、ごくちゃんについての諸々が「もうここでちょっと伏線張ってたのか!」とわかるところがあって面白いですね。ごくちゃん視点の短編が入ってますけれど、これがああで、こうなんでしょ……っていうのが面白い。
書き下ろしはエイザードとナハトールが語らう話「それはまるで水晶のような」。エイザードの喋り方の理由と、ナハトールが楽園にやってきた理由、互いの過去が少しだけ垣間見える掌編です。やっぱり最後まで読んでいたせいか、エイザードについて読んでいるとなんかもう、ものすごく切なくなってしまう。苦しんでたのかなあとか、四人娘の存在が救いになったのかなあとか。そういうことを思って。
PR