読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「どんな代物でも運ぶ」がウリの運送会社“ベルフェル”。そこの社長兼唯一の社員であるライアのもとに、とある依頼が舞いこんだ。それは、女性ひとりと大型犬一匹を田舎町まで送り届ける簡単な仕事、のはずだったのだが……。
その女性、アリスには驚きの秘密があって——!?
ライアは彼女を無事に目的地まで送り届けることができるのか!(裏表紙より)
発達した文明に、特殊能力を持つ生き物と人間と、そうでないただの人間がいた。何の能力も持たない人間たちは、特殊能力をほしがり、彼らの国を攻めて領土を奪ったり、実験台にしたりした。特殊能力を持つものたちは彼らのその行動が分からず、他種族が攻められても干渉しなかった。そんな世界で、囚われ実験台の対象となっていた古代ディマントの少女を、護衛して届ける話。
今まで読んだことのない、すごく傍観者っぽい文体で、ここもうちょっとはらはらどきどきさせて! というのをさらっと流されてしまって、もっと! 詳しく! となること多数。すごく淡々としている……と思いました。すごくファンタジーで美味しい、驚くべきところがいっぱいあるのに、その驚きが一文で済まされてしまっている感じが惜しい……。もっとあざとくてもよかったのよ!
アリスの可憐さは、挿絵も相まってきゅんきゅんでした。もの馴れない女の子ってどうしてこんなに可愛いんだろうなあ! しかし、作中でどうしても、ヒロインに対してそれはアカン! というのがあり……。どう受け止めていいかちょっと分からなかった。
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