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仕事道楽 新版――スタジオジブリの現場 (岩波新書)
「いつも現在進行形、面白いのは目の前のこと。」——“好きなものを好きなように”作りつづけ、アニメーション映画制作の最前線を駆け抜けてきたジブリも三〇年。高畑勲監督の一四年ぶりの新作公開、宮崎駿監督の「引退宣言」と大きな転換点を迎えた今、プロデューサー・鈴木敏夫が語ることとは? 口絵も一新、新章を加えた決定版!(裏表紙より)

目から鱗というか、知っているようで知らなかったんだということがたくさん書かれていて、ジブリについて知るならこれはとても面白い一冊。
私のジブリは原体験たるトトロ、ラピュタ、ナウシカから始まるのですが、ジブリという仕事場を語るにはナウシカはやっぱり大きく外せないわけで。どういう形でやってきたのか、という話や、新作を作るにあたってどういうやり取りが会ったのか、とか。この、仕事のやり方が、面白い!
面白い、と一番強く思ったのは宣伝のやり方で、コピーや、宣伝の仕方(狙い)がすごくうまい。自分でもやってみたいな! と思うところがたくさんありました。私、「思い出のマーニー」の「あなたのことが大すき。」がほんっと好きなので。その話もちらっと聞けてよかったです。
宮崎駿監督の作ったものが一番好きだ、と思っているんですが、この本で、高畑勲監督、米林宏昌監督、宮崎五郎監督、それぞれの作っているものの狙い目が分かって、改めてジブリ作品を見てみたくなりました。まだまだ知らないことがいっぱいあるなあ。
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