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翼は碧空を翔けて〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)
終戦、そして父王の崩御——社交や結婚話、王宮でのいつもの暮らしは戻ってもアンジェラの心に碧空は戻らない。憂い顔の彼女に兄フランツが提案したのはエグバードへの留学だった。かの地を見て学び、そして外交の助けとなって欲しい。兄の思いに、久しぶりに気持ちが高まるアンジェラ。一方、セシルは飛行船平和利用のために奔走しており……。シリーズ堂々の大団円!(裏表紙より)

終戦後、王女として政務に励むアンジェラ。反戦運動に身を投じたランディに、それは違うんじゃない? と言えるのは、アンジェラが明らかに成長した証だと感じられてとても嬉しかったです。それでもアンジェラらしさが全然なくなっていないことも、よかったなあ!
そして、王道なロマンス! 新聞記者に追われるのはロマン! そして、飛行船でやってくるのもロマン! そこで可愛くない言葉を交わし合ってしまうセシルとアンジェラに、もだもだしました。分かりきってる間柄ならではのやりとりですね!
最初はアンジェラの子どもっぽさがだめかもなーと思いましたが、ちゃんと成長してくれてよかった。ロマンスの気配も途中まで薄かったですが、三巻では盛りだくさんだったので楽しかったー。
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