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神ノ恋ウタ あめ つち ほし そら (講談社X文庫―ホワイトハート)
「私は巫女です。お勤めをきちんと果たしてから死にたいのです——」思いがけなく最高神・伊布夜に気に入られ、大神殿に招喚された巫女・雪荷。その道中襲われ、落人の里で土地神の生け贄にされそうになる。
 雪荷の命を救ったのは、荒々しくも美しい炎のような若神・炬だった。雪荷は、神としてはまだ未熟でありながら純粋な炬に巫女として仕え、この里を甦らせたいと決意する。そんな雪荷を伊布夜は捜し続けて……?(裏表紙より)

面白かった! 日本神話と、和風ファンタジーならではの設定や言葉が好きな自分としてはうはうはでした。やっぱり、普通の女の子が、高貴な人に迎えにこられたり、誰かのために一生懸命になってその人に恋をしたり、というのは、ときめきだなあ!
病弱ですぐに喘息や貧血を起こしてしまう雪荷。己の力を持て余し乱暴に振る舞う炬。ぎすぎすするかもと思った組み合わせは、雪荷が大人だったおかげで、とてもうまいことおさまったなあと思いました。里で暮らすふたりの、穏やかで平和な日々に、すごく心が和みました。平和なのに、毎日のことが楽しくて、嬉しくて、温かく見守っていました。
炬の正体はなんとなく分かっていましたが、彼がどんどん成長し、感情を知り、神として立派になっていく、物語全体を見通してみる過程が、嬉しくて、悲しくて切なくて。しかし、当て馬だった伊布夜は、最後の最後でいい勝ちをさらっていったので、なんだこいつ! 好き! ってなって悔しいです。
最後はちょっとあっさり謎が解けてしまったので、ちょっと残念な気もしつつ、やっぱりすごく好きな話だなあとしみじみするのでした。面白かったです。
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