読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
この二人には遭難しているという自覚がまったくないらしい。
シェラは残念そうに首を振っている。
「塩を持ってくるんでしたね」
リィも頷いた。
「だな。どうせならうまいほうがいい」
ハンスが大真面目に言った。
「いや、この際、贅沢は言えないよ」
全員がほぼ腹を満たすと、リィは荷物を持って立ち上がった。
途端にフランクが異議を唱えた。
「俺たちは遭難してるんだぞ。動かないで救助を待つのが常識だろう」
ハンスも頷いた。
リィは二人を見つめてはっきり言った。
「救助は来ない」
体験学習でリィとシェラは仲間たちとともに、総勢12人で惑星ヴェロニカに降り立った。
事件は、そこから始まった——。(裏表紙より)
今回は天使たちの話。
体験学習の安全なキャンプをするため惑星ヴェロニカに降り立ったが、そこは本当の目的地ではなかった。12人の子どもたちのサバイバルが始まる! ……とは言っても、自然生活レベル100以上のリィとシェラがいるので、ただのサバイバルものではないのでした。相変わらず最強過ぎる金銀黒天使。
今回はシェラが怖かった。笑顔でさらっと切り捨てられるものだから、これが正しいとは分かりつつも怖かった。でも鍋を見つけて喜ぶシーンはちょっと噴きました。かわいいなおい。
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