読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
化粧道具を壊した主君マリアージュに怒りをぶつけてしまったダイ。
使用人たちからは非難を浴び、辞めさせられると不安を抱くなか、当主代行のヒースに化粧道具の調達に連れ出される。
花街時代の友人との再会やヒースによる励まし、鮮烈な魔術師との出逢いを経て、ダイは改めてマリアージュと向き合うことに。
しかし彼女からは、完璧に拒絶される一方で!?(Amazonより)
読んでいて泣いてしまうシリーズ。マリアージュが不器用ながらも思いを吐露するところ、どんなに自分を卑下して、情けなくて、辛い思いをしてきたのか。それを使用人たちの前で、ダイに向かって言わなければならないと勇気を出したところ、泣けて泣けて仕方がなかった。力を貸してって、こんな風に言われて手を差し伸べない人がいるだろうか!
だからこそ、この作品、一巻二巻をこんな形で出すんじゃなく一気にまとめてソフトカバーで出すか、一冊の分厚い文庫で出せばよかったのに……と強く思う。これは一気読みしてこそでしょうと。最後にダイの秘密が明かされるエピソードがあるだけに、どうしてまとめなかったかなあ! と地団駄を踏んでしまう。もったいない。
マリアージュが前を向き、ダイやヒースの距離が縮まり、ここから困難と戦っていく展開が始まるのかと思うとわくわくする。心から続刊を切望します。できれば紙の本で分厚くまとめてくれ……頼む……。
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