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坂本真綾が紡いだ130編の歌詞を完全収載
ひと針ひと針、まるでキャンバスに「刺繍」をほどこすように、CDデビューから25年かけて丁寧に紡いできた歌詞の数々。そんな珠玉の歌詞を年代ごとに順を追って辿りながら、アーティスト・作詞家としての坂本真綾の軌跡を体感できる1冊です。(帯より)
坂本真綾さんが手掛けた歌詞を収録した一冊。やっぱり繰り返し聞いた曲は歌詞を読むだけで頭の中で曲が流れちゃう。
しかし小さなエッセイにある、十代の真綾さんに作詞を勧めた菅野よう子さんと、手直しさせないで書かせてくださいとお願いした劇団の先生がすごいな。書けると信じた菅野さんと、大人の考えでコントロールしてはいけないと考えて書かせた先生、どっちも最善の選択をしてくれたと思う。
「光あれ」の裏話が少しあったのが印象深かったな。収録されているアルバム「少年アリス」、めちゃくちゃ楽しみにして、手に入れて聞いたけれど、あのアルバムの収録曲はなんだかひりついた印象のものが多くて、この本のエッセイを読んであの頃そんな風に考えていたんだなといまになって知った。
どれが一番好きってどうしても言えないんだけれど、今回読んで歌詞がやけにしみたのが「スピカ」だった。なんかうるっときちゃった。
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