読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
小学校入学を三日後に控えたその日、母が亡くなった。父親は新しい恋人の元へ身を寄せ、残された自分は父親から与えられる食費を手に、ゲームを買い漁った。親の束縛がない日々でやり込んだゲームの数々に「育てられた」のだと思う。著者の過去を交えてファミコンソフトを語る一冊。
冒頭からだいぶと重い少年時代を過ごした、ということが書かれているんですが、随所に闇が。しかし父親に見捨てられたっていうのは心の傷以外にはならないよなあ。収集癖が思い出に固執しているんだろうっていう自己分析も、すごく胸が痛い。
プレイした思い出とともにファミコンソフトを語る一冊で、「スペランカー」「高橋名人の冒険島」「マニアックマンション」など有名どころも押さえつつ、あんまりよく知らないなっていうソフトも挙げているのかな? あまり詳しくないのですが、私はこのタイトル聞いたことないなって作品もありました。
フジタさんの経歴が、芸人をやって、辞めた後タクシードライバーなどをやって、また芸人として活動中だそうで。ファミコン芸人として活躍っていうところになんとなく時代を感じるなあ。こういうのを一芸に秀でるっていうのかな。
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