読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「子どもたちに、今、何が起きているのか」を、これ1冊で俯瞰できる、血の通った「現場」のスクールカースト論。
現役中学校教師である著者は、「スクールカーストの決定要因は、コミュニケーション能力だ」とその本質を喝破、「LINEはずし等の現代型いじめ」や「キレて暴れ出す子どもたち」等、リアルなエピソードの背景にあるものを読み解いていきます。
機能する「いじめ対応」とはどうあるべきかを提案する最終章は、教育関係者ならずとも、必読です。今後、本書を抜きにして「いじめ対応」は語れません。(カバー折り返しより)
教師の視点から見るスクールカーストと、それに起因するいじめ、その対応。なるほどできる先生ってそういうところを見てそういう風に対応するのね、と思いました。
スクールカーストを形成する子どもたちのタイプを、自己主張力・共感力・同調力の高低から八つに分類しているのがすごくわかりやすかった。ああ私このタイプの子どもだったなあ、と。
子どもたちだけでなく教師のカーストについても割かれてあり、教師の評価は相対性なんだなあということもわかりました。
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