読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
不慮の事故に巻き込まれて亡くなった15歳の少女・アズサは、見知らぬ場所で目を覚ました。傍らにはカーゴと名乗る少年。そこは、心残りを抱えて亡くなった者がたどり着く“霧の壁”の向こうだという。知る人もいない世界で、再び“生きる”こととなったアズサ。しかし、そこは武器商人が権力を握る退廃的な町で? 2011年度ノベル大賞受賞作家が贈る、世界と再生の物語——。(裏表紙より)
表紙がとても美しいので手に取りました。
海の上に「霧の壁」と呼ばれる謎の領域が存在していて、調査に行った者たちは帰ってこない。いつしか死者は皆、水葬という形でその霧の向こうへ流される、という世の中。アズサは大火災に巻き込まれて15歳で亡くなり、霧の壁へと流されて、新しい世界で目覚める。
異世界にトリップしたかのような雰囲気だなあ、と街の様子を想像しながら読んでいました。いろんなものがきっとごたまぜになっていて、不思議も存在していて。このお話で起こる出来事を、アズサは巻き込まれる形で、傍観者のようにして見ることになるんですが、少し寂しい雰囲気がある話だなあと思いました。
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