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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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不動カリンは一切動ぜず (ハヤカワ文庫JA)
すべての子どもたちが人工授精で誕生し、掌にノードを埋め込まれて生活する時代。人々はノードを介して情報や思念を交換する。中2の少女、不動火輪と滝口兎譚は授業の自由課題で小学校の遠足バス転落事故を調査し、死亡前の生徒の思念記録を偶然手に入れた。その記録に関わる大きな陰謀と、二人の家庭の事情が複雑に絡み、遂に事件は勃発する——大人世界の不条理に抗う少女たちの絆を描く、俊英作家の新世代青春小説。(裏表紙より)

HRVというウイルスの存在によって性交渉が不可能になり、子どもを持つのは人工授精によるものとなった。そのため性交渉は不可能となったが、とある事情で子どもを持つ親もおり……という世界観。冒頭からだいぶと「うわああ」という始まりをした割には、女の子ががむしゃらに頑張る話でした。
結婚という制度もないために家族は基本的に血が繋がらない者同士が暮らしている状態なので、火輪を始めとする少女たちの思う相手は同性なんですが、そのあたりが全然いやらしくもない百合でした。清々しささえ感じられる。
時代設定はSFですが話は宗教に絡むのも面白いなあと興味深く読みました。実に不思議な読書体験でした……。
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Author:月子
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