読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
イスラとの休戦交渉の座に就いた空の一族の要求は、風呼びの少女ニナ・ヴィエントの身柄だった。イグナシオの取りなしにより機会を得たカルエルは、出立の日、想いの丈を彼女にぶつける。「このまま逃げよう、クレア。ふたりで。空の果てまで——」かつての力を取り戻し、愛すべき人を救った風呼びの少女。革命によりすべてを失い、追放劇の果てにかけがえのない生を得た元皇子。ふたりの選ぶ道、未来は……。そしてイスラは「空の果て」にたどり着く。すべての謎が解き明かされる! 超弩級スカイ・オペラ「恋歌」、感動のフィナーレ!!(裏表紙より)
拍手! という冒険の終わりと新しい旅立ちの最終巻でした。シリーズの続きが読みたくなるなあ!
深く傷つき人間として未熟だった少年が、一人の飛空士として愛した人のために旅立つというのに涙が。ロマンだ……。立派になった表紙のカルエルがまたいいなあ。
イグナシオがだいぶといいやつなので、クレアを大事に守ってくれているんじゃないかと思うとにやにやします。
「歌えない恋の歌もある」というのが切なくて。カルエルもちゃんとアリエルのことを大事だと認識していて、かけがえのない人だと思ってくれているからこそ、恋愛にはならないというのが切ないし、納得できました。彼女の将来が描かれたということはカルエルの冒険に彼女は関わらないということなのだとしたらすごく寂しい。アリーがいてくれたからこそいろんなものが救われた気がするので。
ひとまず恋歌が終わったことに拍手! 胸がいっぱいになる空の物語でした。
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