読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
土鍋でつややかに炊きあがったご飯のありがたみ、かき混ぜる両手が決め手の韓国料理の味わい。夜のしじまに、甘やかに漂う出来たてのジャムの香り……。つくるよろこびと食べるよろこび、どちらも大切にできる場所。それが台所。そこでは、いつだって新しい発見と笑顔が満ちている。食材と調理道具への愛情を細やかに描き、私たちの日々の暮らしを潤す、台所をめぐる17のエッセイ。(裏表紙より)
旅行記か、短編を読んでいるようなエッセイ集。食べることがいろいろな情景に繋がっていて、読んでいて心地いい。平松さんの食べ物系のエッセイは、懐かしいような、遠い出来事のような、不思議な穏やかさと静けさがあるよなあ。
その国と人の料理や食べ物について知るために海外に行くのはめちゃくちゃ楽しそうだ。普通の家庭の普通の料理について知りたいんだよなー、と、読み終わってその思いを強くしました。
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