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幕が上がる
とある高校の演劇部に所属する、さおり、ユッコ、ガルルは三年生となった。目標は、地区大会突破。しかし、学校に赴任した吉岡先生は、美人でかつ、学生演劇で有名な女優だったという。そこへ、演劇名門校から才能ある中西悦子が転校してきた。吉岡先生の影響で、演劇部は全国大会を目指していくことに……。

完全なる一人称というのか、さおりの視点で全部が語られるので、いちいち学校の様子がどうの周囲の景色がどうのという話はなく、さおり自身が何を考えているかという話の進め方なので、ちょっと独り言を言っている感じがして最初は読みづらかったものの、演劇が形になっていき、大会に行く頃には手に汗握っていました。どんな脚本になったのかというのが楽しみで、読み進めるのが楽しかった。
けれど、さおりが演劇と脚本に心を向けるようになってからは、どうも仲間たちとの関係がうすくなってしまった印象で、特に下級生たちはあんまりどういう子たちなのかが分からなかったのが残念。他の子が何を考えているのかが一人称では分からなくて、お話の距離がちょっと遠かった。でも、面白かったです。
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