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薬屋のひとりごと (Ray Books)
中世のとある東洋の大国。皇帝の側室が住む後宮を舞台にしたミステリー。主人公は花街で薬師をやっている少女・猫猫。薬採りに森へ入ったときに人さらいにあい、後宮に売り飛ばされて下女として働くことに。あるとき、猫猫は、持ち前の好奇心と知識欲に突き動かされ、後宮で生まれる赤ん坊の連続死をこっそり解決する。それを見抜いた美形の宦官・壬氏は、猫猫を皇帝の寵妃の侍女に抜擢する…………「毒見役」として。(帯より)

東のとある国の後宮を舞台にした物語。Ray Booksは大人向けの恋愛小説レーベルというイメージだったんですが、この前読んだ『ラブ*ハニー』のことも考えてみると、かなり軽めの話のレーベルなのですね? 思った以上に全体的にさっくり軽いのでちょっとびっくりした。もっと人間の暗部にずぶずぶ入って行く話かと思っていた……。
主人公、猫猫の冷めた態度が好き! 何事も我関せずという態度なのに、技術をしっかり持っているところがいい。隠し持っている人って好きです。そういう人がばさばさーっと事件を斬っていくのが好き。
皇弟の話がちらっと出たんであれーもしかしてー? と思ったんですがそんなことはなかった。残念。
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