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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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島はぼくらと
母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。
美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。
父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。
熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。
島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。
「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。
故郷を巣立つ前に知った大切なこと——すべてが詰まった傑作書き下ろし長編。(帯より)

人間関係の痛さや光を描いてきた辻村さんが土地のことを書いたなあと感じた作品でした。『名前探しの放課後』などにも、過疎していく地方のことは描かれていたけれど、土地と人が強く結びついている場所の光と影がありました。
最初は、島育ちの四人の高校生の、痛がゆい繋がりの話だと思っていたのに、思ったよりも土地の事情の比重が大きくてちょっとびっくりしましたが、やっぱり面白かった。人間、大人の暗いところもあったし、繋がることの嬉しさもあった。そこに出てくる、ある作品のあの人が、本当に嬉しかった! 私は彼女が大好きなので、子どもたちの背中を押してくれて本当に本当に嬉しかった。最初から出てくるんじゃないかなーとは思っていたけれど、嬉しかったなあ……。
最後は駆け足な印象もありましたが、面白かったです。
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