風早の街で戦前から続く老舗の花屋「千草苑」。経営者一族の花咲家は、先祖代々植物と会話ができる魔法のような力を持っている。併設されたカフェで働く美人の長姉、茉莉亜。能力の存在は認めるも現実主義な次姉、りら子。魔法は使えないけれども読書好きで夢見がちな末弟、桂。三人はそれぞれに悩みつつも周囲の優しさに包まれ成長していく。
心にぬくもりが芽生える新シリーズの開幕!(裏表紙より)
風早街シリーズのひとつ。植物と会話し、その力を借りることができる、不思議な力を持つ花咲家の人々と、その周りの人と街のお話。
優しいお話だなあ。ほんの少しの悲しさや寂しさを含みながら、みんなこの街の不思議を信じている。
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