16個のボタンや、プリズムの欠片やメモや、ブドウの種なんかから、シンクのお出かけ先にどんな人がいるのかを考えてみたりする話。日常が描かれている「ミルリトン探偵局」のパートも好きなんだけれど、「おみやげ」を絡めているそれぞれのお話がものすごく好きだ。「奏者」の「
そこにテレビがあったのだ」がかわいくて仕方がない。
ロマンチストなら絶対好きだ。ひとつの不思議をとことん突き詰めて、どんなフィクションでも楽しめるという人におすすめします。
全て本物のようなフィクション。こういう本が作っていけたらきっと楽しそう。
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