大家さんが一階に暮らす家の二階を借りている僕。とても上品な大家さんの言動によく驚かされつつも、一緒に食事をしたり出掛けたりしていたけれど。
1巻は大家さんの楽しくて豊かな言動に振り回されている感があったんですけれど、2巻は、合間合間に感じられていた大家さんの寂しさや老いがクローズアップされている部分があって、しんみりとした気持ちになりました。また、雪と赤い帽子の話が……。
素敵な関係だと思いました。大家さんと店子というだけでこんな風に一緒にいられるって、なんだか、嬉しいような、まだまだ世の中捨てたものじゃないなというか。
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