読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
男に生まれたのに、聖レーミッシュ帝国の皇女として育てられたアレク。なんとか姫君生活を返上したあと、なぜか皇帝を務める羽目になっていた。それを企てたジークは藤花選帝侯兼帝国副宰相の座に就き、変わったようで変わらず帝都の日常は続いている。ところがある日「僕達の結婚式は来月の一日でいいかい?」などと、ジークが突然ニコニコと官僚達が居並ぶ執務室に爆弾発言を落としたことから……? アレク、ジークそれぞれの恋バナを収録、人気シリーズ番外篇!!(裏表紙より)
アレクの元にギィ・アドルフの妹、マリー・エレーヌがやってきた「初恋到来?」。突然ジークがアレクの腹心の侍女で今は秘書官をしているマーリに結婚式の日取りを訪ねた「花嫁合格!」。弟の結婚の知らせを聞いたノエルとギィの小さな話「恋愛結婚ノススメ」。最後のお話にふさわしい、みんなが未来と幸せに向かって進む一冊でした。
アレクの結婚が描かれるとは思わず、とても楽しく読みました。アレクはめちゃくちゃいい子だなあ。自然と惹かれてしまいますよね。みんなどこかしらぶっ壊れた感覚の人たちなので、微笑ましい恋の話でした。
「花嫁合格!」はこれまでずっと笑顔でのらくらと好きなことをしていたジークの恋の話。めちゃめちゃ打ちのめされるのかと思いきや、マーリが物分り良すぎたおかげで結構すぐに立ち直って笑いました。でもやっぱりジークも親世代での出来事にかなり深く傷ついていたんだなあ……と思うと、これから幸せになってほしいなと思うのでした。
シリーズ楽しかったです。ありがとうございました!
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