読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「どうかあたしの恋を叶えてください!」何故か文芸部に持ち込まれた依頼。それは、単なる恋文の代筆のはずだった………。物語を食べちゃうくらい深く愛している“文学少女”天野遠子と、平穏と平凡を愛する、今はただの男子高校生、井上心葉。ふたりの前に紡ぎ出されたのは、人間の心が分からない、孤独な“お化け”の嘆きと絶望の物語だった——!
野村美月が贈る新味、口溶け軽めでちょっぴりビターな、ミステリアス学園コメディ、開幕!!(裏表紙より)
2巻から読んでしまったので、1巻冒頭の明るめのトーンに結構びっくりしたんですが、あとがきを読んで、なるほどコメディだと思われないよう続く2巻はシリアスなトーンにしたんだなと納得しました。
ラブレターを代筆したはずが、送る相手が実は存在しない? という謎から始まる悲しいお話。『人間失格』と重なる巻です。真相が、というより謎に関わるところで人死にが多くておおう……と思った。
心葉が再び筆をとることができるのか、しばらく見守っていきたいと思います。
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