読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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ムルナイト帝国の名家の娘テラコマリは、過去のいじめが原因で引きこもっている吸血鬼。しかし皇帝の命により帝国軍将軍・七紅天に無理やり就任させられた上に、職務がまっとうできない場合は死亡、将軍の地位に満たないと判断された場合も殺されると告げられ、仕方なしにメイドのヴィルヘイズに助けられながら将軍職を務めることになる。最弱だとバレてはいけない。必死になるコマリには実は秘密があり……。
ファンタジー百合もの……? 最弱だけど実はかなり強い美少女主人公に、ずれているけれど忠実で献身的なメイド、ストーカー気質ながら裏切り者の部下、そして敵は主人公をかつていじめていた美少女、と可愛くてだいぶ振り切れた女性キャラクターたちが多め。
最初はいかに最弱の引きこもりだったことを誤魔化すかという展開ですが、覚醒してからはいつそれが発動するのか、そのためにどんな困難と遭遇するのかというドキドキ感が楽しかった。独特の設定である「魔核」と呼ばれるもののおかげで特定の状況下でなければ蘇生するというのが面白かった。だから戦争もそういう認識だというのがきつい展開を運んでくるんだろうなってね……。
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