読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
深夜0時にアクセスできるウェブサイト、地獄通信。そこに晴らせぬ恨みを書き込むと、地獄少女が現れて、憎い相手を地獄へと流してくれる。そんな都市伝説が囁かれている現代、地獄少女は実在し、人々の求めに応じて出現しては契約を結んでいた……。
「学校の怪談」とか「ゲゲゲの鬼太郎」的な、一話完結、かつ後半は地獄少女を追うジャーナリストの父親とその娘という連作になっていて、古き良きオカルトとかホラーを描いた作品だったなあと思いました。
地獄へ流される人間の胸糞な言動とかエピソードがとても上手くて、地獄少女が登場して地獄に流されるところはすかっとしました。因果応報として、相手を地獄に流した自分自身も死後は永久に地獄で苦しむことになるというのもきちんとしているなあと思う。静かな作品で上品なホラーという感じがして、見ていて面白かった。
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