読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
明治時代、吉原の遊郭「中梅楼」に19歳の久乃は売られてきた。様々な女たちが春を売るそこで、久乃は花魁や客たちに教えられながら、少しずつ花魁としての意識を高めていく。ついには御職を目指すようになるが、一方では転落する女たちもいた。
1987年の映画。結構性的なシーンがあったんですがR指定つけなくて大丈夫?
拙い演技もあるはずなのに、みんなすごくいきいきしてて力強くて、古い邦画はなんか面白いんだよなあと思う。あと思い切りの良さがすごい。激しい演技に見入ってしまう。
苦界と呼ばれる場所の女性たちの生き方はそれぞれ違っていて、どうしてそうなってしまったのかを考えるとどんな辛くて苦しい積み重ねがあったんだろうと思ってしまう。またそれぞれの終わりというのか、その人の物語の最後が凄まじい人ばかりでな……。
最後の失笑めいた表情がどういう意味だったのかを考えているんですが、何もかも虚しい、なのかな。虚しくないはずだと思うんですよね。
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