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清兵衛と瓢箪・小僧の神様 (集英社文庫)
瓢簞をこよなく愛した少年と、周囲の無理解なおとなたち。少年が永遠に失ってしまったものは何か? 表題作「清兵衛と瓢箪」ほか、深い人間観察と鋭い描写力で短篇小説のおもしろさをあますところなく伝える”小僧の神様”志賀直哉の代表的短篇13篇。(裏表紙より)

「菜の花と小娘」「荒絹」「清兵衛と瓢箪」「城の崎にて」「赤西蠣太」「小僧の神様」が特に好きだ! 子どもと、幻想と、恋愛と、というものが大体っぽいな。
「荒絹」の退廃的な色っぽさはすごい。女神様の狂気すごい。ごちそうさまでした。
「赤西蠣太」は楽しい。思ってもみなかったことによってどんどん転がってしまう自体がおかしい。
この中で一番を決めるのなら、私は「荒絹」を推すかなあ。はっきりした終わりが呈示されているわけじゃないけれど、ものすごく伝承的、神話的な神秘的な要素があって、女神と蜘蛛というモチーフもなんだか土地に根ざした何かを感じるせいか、すごく力があるような。
専門家じゃないので読み方は好きなように読んでいるのだけれど、志賀直哉はやっぱり好きだ。
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