読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

飲食店社長を自称していた恋人の理空也に騙され、会社を“寿退社”してしまった藤本あすみ。理空也は姿を消し、残ったのは高額なカードの支払いだった。ピンチに陥ったあすみは親友の仁子に説教され、家計簿をつけることに。派遣会社に登録したものの、なかなか仕事は決まらない。シャンプー配りや工場の日雇いと必死の節約で食いつなぎ、ようやく派遣先を得たあすみ。そんな折、合コンで出会った商社マンの八城からアプローチを受けるが、理空也への思いを断ち切れずにいて…。家計簿には、生き様が表れる!?人生に迷子中のアラサー女子の節約サバイバル小説。(Amazonより)
金銭感覚が緩い女子が一人で生きていくために努力する話。
ものすごくリアルな話で、世の一人暮らしの人たちはこうやって節約しているし、実際給料はとても安くて生きるのは大変だ、という内容。身につまされるところがたくさんあるんですが、それぞれの生き方がスタンスが描かれていて面白かった。
結局理空也がクソ野郎だっていうことにきっちり落とし前をつけてほしかったんですが、まあ実際はこうなるか……。いやでもこの男滅びればいいのに、と思いました。
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A級冒険者のアレクが出会った、『家政魔導士』という謎の肩書を持つシオリ。共に向かった冒険は、低級魔導士である彼女の奇抜な魔法により、温かい風呂に旨い飯と、野営にあるまじき快適過ぎる環境に。すっかりシオリを気に入ったアレクだったが、彼女にはある秘密があってーー。冒険にほっこりおいしいごはんと快適住環境は必須です? 訳あり冒険者と、毎日を生き抜く事に必死なシオリ(&彼女を救った相棒のスライム)の異世界ラブファンタジー。(Amazonより)
タイトルから想像するよりもシビアで厳しい世界観の話だった。
ありがとう、大好物です。おっと本音が。
異世界転移ですがチートらしいチートはなし。魔法の工夫と行使がチートといえばチートなのですが、主人公のシオリは異世界転移後めっためたに傷付けられた過去のある現在30代の女性。その過去から周囲の人々に好かれているものの互いに遠慮して距離がある。孤独といえば孤独で、本人も頼り方がわからないと言う。
シオリの魔法が快適すぎて、そりゃみんな夢中になるわと思いました。野宿でも美味しいご飯があってお風呂に入れてふかふかのベッドもどきがあるなんて。しかも簡易的な冷暖房もある。素晴らしい。
本人の努力と周りの助けもあってそうきつい展開にはならない(いまのところ)なのですが、個人的には前パーティの面々を早々に懲らしめてやってほしいです。そしてシオリにはアレクと幸せになってほしい。

『空色勾玉』をはじめ、ファンタジーの名作の数々を生み出してきた荻原規子は、どのように作品を生み出してきたのでしょうか。
2018年7月、川越市立中央図書館で行われた約1時間にわたる講演をまとめたのが本書です。中学生・高校生からの質疑応答からは、創作の深奥に迫る回答も……。
荻原規子ファンのみならず、ファンタジー好きの方、作家志望の方にもぜひ読んでいただきたい一冊です。(Amazonより)
電子オリジナル。講演をまとめたもので、前半はお話の内容、後半は質疑応答の回答になっています。
作品と絡めて何故それを書くに至ったか、当時の状況などもちらちらお話しされています。
講演というのは一回きりなので短く綺麗にまとまっているのですがもっと読みたい! 知りたい! と思ってしまうのはファンならしょうがないと思うんですよね!
しかしこういう電子オリジナルは嬉しいなあ。まとまりにくい本をまとめられるのは電子の強みですね。

「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」
その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという……。
冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった。
彼は手段を選ばず、手間を惜しまずゴブリンだけを退治していく。そんな彼に振り回される女神官、感謝する受付嬢、彼を待つ幼馴染の牛飼娘。そんな中、彼の噂を聞き、森人(エルフ)の少女が依頼に現れた――。
圧倒的人気のWeb作品が、ついに書籍化! 蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー、開幕!(Amazonより)
アニメは視聴済み。ふと気になって原作を読んでみました。1巻は牧場を守るところまで。
一文が短いので読みやすく人気が出るのも頷ける。ゴブリン「だけ」を殺し続ける冒険者がやがて周囲に認められている立身出世的な展開は王道ながらもやっぱり面白い。あとやっぱりハーレムっぽく女性が集まってくるところも。
グロ系の描写もあるので読むのは人を選びそうですが、面白かったです。

「レンタルなんもしない人」というサービスを始めます。1人で入りにくい店、ゲームの人数あわせ、花見の場所とりなど、ただ1人分の存在だけが必要なシーンでご利用ください。ごく簡単なうけこたえ以外なんもできかねます
「“なんもしない" 人にも、存在価値はあるんだろうか?」——その可能性を独自すぎる手法で追求し、開始10ヶ月で10万人ものフォロワーを集めた〈レンタルなんもしない人〉による思索の書。(カバー折り返しより)
Twitter上で、あるいはメディアでお見かけする「レンタルなんもしない人」の本。内容はご本人の語ったものですが書き起こしたのは別の人らしいです。
印象的な話題をそのとき考えていたことを絡めつつ語ってくれるのが面白い。そういう考え方なんだなるほどなーといっぱい思いました(し、これを書いている日に読んだなんもしない人さんのとある記事を読んで「同じことを思ってた」とめちゃくちゃシンパシーを感じた)。
なんもしない人さんのツイートがなんとなく好きなのでこれを読みながら理由を考えていたんですが、真面目な内容にちょっと照れ隠しで一文付け加えたりしているところといったツイート内容の絶妙なバランス感覚が好きなんだなと思いました。

英国侯爵家に勤める若きフットマン・パリスは、容姿端麗、冷静沈着。“一度聞いたことは忘れない”記憶力を持ち、敬愛する一家に仕えていた。ある日、夫妻と老執事の海外赴任が決まりパリスは執事に大抜擢。留守を預かることになったのだが……残されたのは結婚適齢期にありながら、自由気ままに振る舞う3兄妹。さらには一癖も二癖もある客人が邸に集い―—? 本格執事物語、華麗に開幕!(裏表紙より)
ヴィクトリア女王が即位して間もない時代。インドに赴任することになった侯爵夫妻と老執事。フットマンだったパリスは若いながらも、侯爵邸の執事となった。残された若い三人の兄妹と、記憶が過去へ戻ってしまう大奥様、使用人や、客人たちをまとめて、邸を滞りなくしておかねばならない。パリスの奮闘が始まった。
冷静沈着で時には皮肉を言い、頭のいいパリスなので、何事も問題なく進んでいきます。この話はすごく人が多い! 見えないところにも大量に、使用人を始めとした人間がいるので、大変だ。物語は社交界ではなく、邸の中だけで起こり、終わります。家を運用していくのは大変だ……とパリスの苦労を思う。
一番可愛いのは、サリーフィールド侯爵邸のわんちゃん、ラディッシュです。本当に可愛い。可愛すぎる。カバーをぺろっとめくると、いるんですよー! ビーズログで表紙印刷してる本って初めて見るんですけれど、他にもあるのかな。

新米巫女の貞彩蓮(ていさいれん)は、
景国の祭祀を司る貞家の一人娘なのに
霊力は未熟で、宮廷の華やかな儀式には参加させてもらえず、
言いつけられるのは街で起きた霊的な事件の調査ばかり。
その日も護衛の皇甫珪(こうほけい)と宦官殺人事件を調べていると、
美貌の第三公子・騎遼と出会う。
なぜか騎遼に気に入られた彩蓮は、
宮廷の後継者争いに巻き込まれていき……!?(Amazonより)
中華風ファンタジーかつ霊能力ものでアクション。これ受賞時のタイトルの方が作品の内容に合っていたんじゃないかなあと思うんですが、売り出すためにはこういうタイトルになるかとも思う。
序盤の読みにくさを超えれば主人公たちのやりとりが軽快で楽しく、畳み掛けるようなアクションシーンにどきどきしました。しかしもうちょっと男性陣のことが読みたかった。確かに彼はすごくいい人なんだけれど!

女の子にモテるが、本当の恋を知らないロミオ。勝気な性格ながら親の庇護にあるジュリエット。そんな二人が運命的に出逢い、恋に堕ちた──。けれど二人の家は古くから因縁を持つ仇同志! この恋が許されるはずもないと考えた二人は、ナイショで結婚の契りを交わすが……!? あの名作がラノベで登場! 運命に弄ばれたロミオとジュリエットが迎える、もう一つの結末とは?(Amazonより)
「ロミオとジュリエット」を少女小説仕立てにした作品。戯曲の細かいところをざっと省いてわかりやすくまとめてあるような気がしました。
ロミオがだいぶとふわふわした性格の人で最後まではらはらしました。挽回するのかと思いきやそうでもなく、原作通りの筋を進んでいった。エピローグがなければ少女向けっぽくなかったような気がします。できることなら幸せな二人を見たかったなあ。