読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
月刊誌「一冊の本」およびニュースサイト「AERA dot.」に2018年9月から2019年4月までに掲載されたものを一部修正し、新規原稿を加えたもの。
話題になっていたのでネットでいくつか読んだ覚えがあるものもあります。こうしてまとめて読んでみると、そのすべてが当たり前のことなのに、そう言ってほしかったんだと思うことがちゃんと書いてあることに感動します。
すごいなと思ったのは帰国子女の娘さんが個性的な服を着ていることで浮いているという相談。この世界の理屈がわかりやすい言葉で説明していて、そう、そうなんだよ……と何度も頷いた。戦うことも手段なんだけれど、うまく流して、その育っている心や感情を潰されないように大人になるのはどうか、っていう回答で、これもまたうんうんと思って読んでいました。
あと個人的にそうなのか! と思ったのが、家族がよその国の人に対してヘイト発言をするという相談。何故そんな発言をするのかというのを鴻上さんが考えてくれているんですが、そうなのか、そうかもしれないな、ということが書いてあって。少し悩みが軽くなった気がしました。
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