読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
確信する。決心する。
彼は、わたしの運命の人だ。
バーで出会った兼業小説家・高崎に惹かれ恋に落ちた藍。酒に酔った高崎の言葉を「これは運命の恋」と信じ、彼と同居をはじめる藍だが、高崎という男は、多くの女に言い寄られそれを優しく受け入れても決して女を幸せにすることができない――そういう人間だった。しかしそんな高崎も戸惑わせる藍の無垢な愛情は、いつからか止まっていた高崎の筆を進める格好の題材となっていき……。櫻いいよが“恋”を知らない男と女の“愛”を描く、年の差恋愛ストーリー。(裏表紙より)
二十代半ばの女性と、五十代男性の、年の差恋愛小説。
人物の造形やストーリー展開が全部作り物めいていて、読んでいて怖かった。全部まるっとリアリティがないというか。こういう人いるいるっていうのもなければ、藍が高崎を好きになる理由も全然ぴんとこなくて、不思議な読み心地だった。
PR
OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された! 目頭が熱くなるお仕事小説。(裏表紙より)
ドラマを先に視聴済み。普通のOLの主人公が、少し変わったお仕事をする話+政治や選挙の要素が絡む作品。ドラマのときも思ったけれど、政治に詳しくない女性が主人公でここまで選挙が絡むのめずらしいなあ。あんまり見たことがなくて興味深く読みました。
こと葉がとても等身大で素直な性格なので、親近感がわきました。おばあちゃんがなんか好きだなあ。
料理が得意な平凡女子が、突然王女・アリアに転生!? ひょんなことからお料理スキルを生かし、崖っぷちの『しあわせ食堂』を救うため、シェフとして働くことに!?「何これ、うますぎる!!」――アリアが作る日本食は人々の胃袋をがっしり掴み、食堂は瞬く間に行列のできる人気店へ。そこにお忍びで冷酷な皇帝がやってきて求愛宣言されてしまい…!?(Amazonより)
ツッコミどころが多すぎて話が頭に入ってこない……。じゃこにはEPAが含まれていると地の文で説明されて、ずっこけました。もう色々やばかった……。それになんでこの世界の人間がクエン酸の存在を知っているんだろう。
貧乏な国かもしれないけど、醤油と味噌を作れるなら大儲けしてそうだけどなあ。異世界の知識を使って自分の国を豊かにしようとかそういうのじゃないんだな。
異能力者たちが集まる武装探偵社に籍を置く中島敦。泉鏡花が仲間に加わり、事件と解決を繰り返すいつもの日々を過ごしていたが、ある日世界各国で異能力者が自死する謎の事件が発生しているとの知らせが入る。現場には不可思議な「霧」が発生するというそれに巻き込まれた敦たちは、事件の主要人物とみなされた澁澤龍彦確保に乗り出すが……。
ファンのために作られた映画かつ、第3シーズンの布石という感じかな? だいぶと話を覚えていなくて自分の記憶力にがっくりきましたが、派手な戦闘シーンと、ファンの心を掴もうと大事なところでいい表情を描こうとしているところが、とてもいいなあと思いました。そういうのオタクは大好きだと思います!
だいぶと登場人物が絞られていたので与謝野晶子好きとしてはちょっぴり寂しかったのですが、鏡花ちゃんが可愛かったのでよし。
人間と魔族が戦うその世界で、勇者と魔王がついに戦おうとしていた。だが魔王は人間の美しい女性の姿をしており、「我のものとなれ」と誘いをかけてくる。そこで魔王が語ったのは、戦争に依存している人間世界の衰退と、これからの可能性の話だった。かくして勇者は魔王と手を組み、新しい世界の一歩のために協力し合うことになる。
原作は未読。アニメはだいぶとはしょってあるんだろうなあという設定の難しさで、経済の話だったり権力の話だったりと、人類の文明の話でもあり、めっちゃくちゃ頭のいい人が噛み砕いて作ったんだろうなあと想像しました。
それぞれの登場人物も個性強めだったので活字でじっくり読みたい。思っていた以上に堅実な作品で面白かったです。
インディアが18歳の誕生日を迎えた直後、愛する父が急死した。葬儀にやってきた父の弟リチャードは、不思議な魅力で家に居座るようになり、母イヴリンやインディアにアプローチをかけてくる。しかし彼がやってきてからインディアの周りでは次々に人が消えて……。
ホラーなのかスリラーなのか。ともかく非人間的な人と少女を絡めた作品で、あちこちに性的なほのめかしがあるのにちょっと酔ってしまった。ここまで露骨に描くかーと最後にはちょっと面白くなっていましたが、ハイヒールに銃で、っていうのはいいセンスだと思います。趣味がいいとは言えないけれどね!
見ていて最近読んだ『ずっとお城で暮らしてる』が浮かんだのは、外からやってきた変化の因子と、隔絶されたような環境下で羽化を忌避つつも待ち望んでいる少女、のイメージが結びついたからかなあ。だから想像していた話とは違ってサイコパスなラストはびっくりしてしまったけれど、興味深く見ました。
アイドルグループのST☆RISH、QUARTET NIGHT、HE★VENSは、国際的スポーツの祭典SSSのオープニングアーティストとなるべく選考ライブで対決することになった。同時にST☆RISHとHE★VENSはメンバーを組み替えて曲を発表することになり……。
第3シーズンから続けてきたものがばーんと弾ける第4シーズン。最終話めちゃくちゃよかった。
いやしかし音也と鳳瑛一の回は闇を感じてちょっと意味がわからなかった。やばい雰囲気を感じた。この回だけ変だった。
アイドルが増えまくって混線するかと思いきや、各々の個性がバランスよくて上手く作ってあるなあと思いました。いやでももう若くないから、ゲーム未履修だとHE★VENSのメンバーまで名前を覚え切られないわ……。
すごかったという噂の映画にかなり興味が出てきたのでちょっと見てみよう。
高校教師の敦史は、小学校時代の恩師の依頼で、彼女のかつての教え子六人に会いに行く。六人と先生は二十年前の不幸な事故で繋がっていた。それぞれの空白を手紙で報告する敦史だったが、六人目となかなか会う事ができない(「二十年後の宿題」)。過去の「事件」の真相が、手紙のやりとりで明かされる。感動と驚きに満ちた、書簡形式の連作ミステリ。(裏表紙より)
結婚式をきっかけに高校で放送部だった面々が、一人の同級生の事件と失踪についてやりとりする「十年後の卒業文集」。
恩師の依頼で、かつての教え子だという六人に会って話を聞き、それを報告する「二十年後の宿題」。
国際ボランティア隊として治安の悪い国に派遣された恋人と手紙をやりとりしながら、二人の共通であったある事故の真相が明らかになる「十五年後の補習」。
後味が悪いものもあれば、手紙の内容だけではわからない、登場人物の願いや思惑が描かれた感動的なものもあり、やっぱりすごく上手いなあと唸ったわけですが、しかし最初の「十年後の卒業文集」の手紙だけでも感じ取れるギスギス感とか女子のマウンティングが一番たまらねえぜ……と思っていました。本当こういうイヤーなところが湊作品は面白いよなあ。
デュークがキルフ帝国でこぼした台詞が忘れられないレティだが、一旦頭を切り替え、次の王の専属騎士勧誘に動き出す。候補は、若くして未亡人となった女伯爵マリアンネと、流行には敏感だが幼女趣味の伯爵子息ウィラード。しかしマリアンネには“個人的な事情”であっさり断られ、ウィラードは多忙でつかまらない。ようやく交渉できたと思いきや、ある条件が出され……!? 最強女王伝説、第8弾!(裏表紙より)
急に方向転換をしたのか、それとも展開をすっ飛ばしたのか、というものすごい速さのプロローグでだいぶと戸惑ったんですが、レティがちゃんと女王候補として政治をやっているのは楽しい。でもなんだか突然読みづらくなった気がするんですが、なんでだろう。
第六席、第七席が埋まって、折り返しという感じでしょうか。女性の味方が増えたのはすごくわくわくします。それがまた年上の色っぽい女伯爵とか!