読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

祖父の家の蔵で血のついた古い碁盤を見つけた進藤ヒカルは、その日から平安時代の天才棋士・藤原佐為に取り憑かれ、囲碁を打つようになる。佐為の代わりにただ打つだけで、囲碁のことを何も知らないヒカルだったが、やがて塔矢アキラをはじめとしたライバルたちと出会い、導かれるように高みへと上っていく……。
本放送時かぶりつきで見ていたものを一気に見ました。時代を感じつつも、この作品がブームになるのがわかるサクセスストーリーでした。わかりやすくて、苦しくて、熱い。負けたり悩んだりを繰り返しながら、確実に上へと登って行くヒカルを見るのがすごく楽しかったし、佐為の存在がまたよかった。
すれ違い、ときには険悪な感じで距離ができたヒカルとアキラが、最終話では喧嘩のできる友達になっていてすごく微笑ましかった。この感慨は当時では感じられなかっただろうなあ。すごく、いいなあ、楽しみだなあと少年たちの前途を祈る気持ちは大人にならないと抱きにくい気がするので。
面白かったです。
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とある事情で再就職した桃瀬成海は、その会社で幼馴染の二藤宏嵩と再会する。実は成海はオタク趣味がバレて彼氏に振られた上に会社に居辛くなった腐女子であり、宏嵩は重度のゲーマーだ。趣味を知っている気安さから最接近した二人は、なんと付き合うことになったけれど、「普通の恋」はなかなか難しいようで……。
公開中なので続きから。
公開中なので続きから。


Episode1「R:B ~BLAZE~」
Episode2「SIDE:BLUE ~天狼の如く~」
Episode3「SIDE:GREEN ~上書き世界~」
Episode4「Lost Small World ~檻の向こうに~」
Episode5「メモリー・オブ・レッド ~BURN~」
Episode6「Circle Vision ~Nameless Song~」
本編は視聴済み。
過去の話が主で、それぞれの陣営やそこに所属する人たちがどんな道を歩んできたのかが垣間見えます。
《吠舞羅》のエピソードは泣いてしまうから……もう……戻ってこないけれど輝かしかったあの日々が……うう……。
Ep.6も含めてみんな、過去のことを少しだけ引きずっているんだなあという話で、そこから新しい道を歩んで、懐かしがるけれど前に進む人もいれば、どうしても何度も振り返ってしまっているようなもいて、悲しい。切ない。うわーってなる。
世理ちゃんのいる青が好きなんですが、というか世理ちゃんが好きなんですが、赤のみんながめちゃくちゃ好きなので、幸せになってほしいな……。

民俗学のフィールドワーク中に“呪われて”しまった大学院生・名鳥歩。彼の周囲では不可思議な研究室荒らしや、動物の亡骸が散らばる事件が続く。
身に危険が迫った名鳥に、教授が紹介したのは“怪異喰らい”と呼ばれる謎の美青年・朽木田千影だった。
常に不機嫌そうな朽木田と脳天気な名鳥のふたりは、福井のある農村の風習を手がかりに“呪い”の秘密に迫っていくのだが……。
謎が明らかになる一方、「怪異喰らい」となった千影の哀しい過去を知ってしまった名鳥は——?(裏表紙より)
ポジティブかつ人の懐に入るのが上手い犬のような青年と、懐かない気位の高い猫みたいな風変わりな青年。二人で怪異に立ち向かうホラー系あやかしもの?
ホラー系っていってしまうのは完全に祟っているからです。ほっこりするのは名鳥の懐っこさや根っこにある純粋さやお人好しの部分、あと朽木田との交流で、あとはもう、人死にが出ている時点でめちゃくちゃやばい。勝負を挑むとか怖すぎる。運良く勝ったけど本当なら絶対負けていたよな……。
名鳥はいったい何者なんだろうという別の恐ろしさに触れずに終わったのでまた怖かった。面白かったです。

憧れだった彼の無理難題に応えようとした少女の一大決心。雪の日助けられた少年が心を込めて作る贈り物。冬休みの宿題と大人の恋愛成就に奮闘する姉弟。新吉原の花魁・玉扇が見つけた本当の愛。密かに想うショコラティエは姉の恋人……かけがえのない気持ちといつも一緒。チョコレートにまつわる愛と涙と笑顔に満ちた珠玉の短編集。甘くほろ苦い秘密の5粒をどうぞ。
いちばん大事なこの思い、このひと粒に託して。(裏表紙より)
姉と別れたというショコラティエの元彼の店に通いつめる少女の目的は。櫻川さなぎ「プラリネ」
カカオからチョコレートを手作りする、無理難題に挑むことにした少女と、それをふっかけた少年のお話。今野緒雪「かぐや姫のチョコレート」
美形である自覚を持つ少女趣味で女装癖のある弟とともに、悩める男女の縁を結ぶ。我鳥彩子「ちょこれと六区〜うちの悪魔で天使な弟が〜」
新吉原の花魁・玉扇が見る吉原の風景と人々と、彼女自身の恋物語。はるおかりの「花わずらい」
家出少年は、保護してくれた男性の温かさに癒され、やがて自らの道を見つける。岩本薫「2/14」
どれもいい甘さ、ほろ苦さのある短編でした。みんな方向性が違って面白いなあ。個人的にストレートにチョコレートに絡めて少女の恋を描いた「プラリネ」と、どう絡むのかわからないまま読んで新吉原の空気を感じさせてくれた「花わずらい」がすごく好きでした。
![ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51jeF0YSR5L._SL160_.jpg)
東京で暮らす風花/アネモネは、亡くなった父が所属していた特殊機関「アシッド」のメンバーとして、人類の敵である「七番目のエウレカ/エウレカセブン」と戦うため、ダイブを試みる。そこで風花はAIコンシェルジュであるドミニクが青年の姿で案内してくれることに驚きつつも、やがて世界の秘密に触れることになり……。
だいぶと話が違うな!? ハイエボ1作目が大掛かりな伏線だったという話なのか。
かつて誰にも救われなかった、でも最後に救われた少女が、今度はもう一人の少女を助ける話、という感じ。ぐるっと回った感がありますね。いやでもだいぶと込み入った話になってきたぞ……。
スカブコーラルの存在する世界と地球が地続き? というか関連するのはテレビシリーズでもハイエボでも話していたと思うんですが、どちらが本当の世界なのかという話をするのは野暮かもしれない。風花にとってはエウレカによって危ぶまれている東京が本当だし、エウレカにとってはレントンがいる世界が本当で。
結局レントンが特異点なんだな。これどう落とすんだろうというところにすごく興味があります。
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玄武書房で新しく刊行される辞書『大渡海』の作業が進められる中、営業部員の馬締はコミュニケーション能力に欠けながらも言語学専攻と言語に対する感覚を見抜かれ、辞書編集部に異動することになった。一冊の辞書が完成するまでにかかる時間は長く、その間に人や思いは少しずつ変化していって……。
原作は読了済。静かに、じわじわと熱く、言葉と辞書への思い、そしてそれを用いる日常の大切さが感じ取れるような作品だと思いました。堅実かつ、丁寧で面白い。文章だと想像するだけだった作業風景が本当に細かくて、おお……と感動しました。そしてまた俳優さんたちがいい。すごくいい。仕事に打ち込んでいる感がすごく見えた。
ただやっぱり活字で読むjからこそ「言葉」「辞書」というものがぐんと迫ってきているように感じられたのは確かで、映画はわかりやすくはあったんだけれども、私がこの作品を好きだと思った感情の熱や色がちょっと違っていて、その異なりも面白いなあと思いました。
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戦時中のアメリカ。ニューヨーク社交界のトップに位置するマダム・フローレンスは、夫と音楽をこよなく愛していた。だが彼女は歌の才能には恵まれていなかった。妻のため、夫のシンクレアは仲間内での音楽会を開き、批評家たちを買収、新聞に好意的な論評を書いてもらい、関係者には真実を告げないよう奔走していたが、ある日マダムはカーネギーホールで歌うと言い出して……。
1944年。実在の出来事を下敷きにした作品です。これ、本当に行われていたのだとしたらすごいな。買収でなんとかなるものなのかと思うと興奮してしまう。そこまでして妻を守りたかったし、夢を壊さなかった夫や周りの人たちの愛情が、なんともいえず染みる。演じているのを見ているだけでも愛嬌のある人だと思ったし、世間ずれしてなかったんだろうなと思いました。
愛するものを愛したままでいさせてあげたいという、その気持ちが最も尊い。最期まで夢を守り抜いた人たちに拍手を送りたいです。