読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
孤児という過去がありながら、莫大な遺産の相続人となって4年以上。セリアは、フェアベリー・マナーの女主人にふさわしい人間になろうと決意していた。まずは園遊会を立派に開催してみせること。少しずつ実績を重ねて、周囲に認められて、そうしたら…。けれど執事のロドニーは、園遊会の提案に渋い顔。険悪な雰囲気がピークに達したとき、家出したという男爵家のご令嬢がおしかけてきて!?(Amazonより)
ロドニーへの思いを自覚したセリア。セリアを密かに思うロドニー。お互いの立場からどうしてもそれを口にできない二人は険悪になることも。そんなある日ご令嬢が家出先としてフェアベリー・マナーにやってきた。全身を黒衣で覆う彼女にはある過去が……という、庶民な女当主の少女が頑張る第二巻。この健康な精神としなやかさが実にコバルト文庫らしいヒロインで、読むとわくわくしてしまう。お節介とも取れるようなセリアの行動力は、傷ついて苦しんでいる人たちを救う。そういうところが「主人公」なんだよなー! 面白かった。
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