読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
期待と不安を胸に中学校に進学した翔と歩夢。ブラジルや中国、ベトナムやインドなど、様々な国にルーツを持つ友達と出会い、彼・彼女らと共に、時には泣き、笑い、悩み、考えながら、少しずつ成長していきます。さあ、あなたも二人と一緒に、新しい中学校生活を送ってみましょう。(カバー折り返しより)
2013年の本。震災のことも少しだけ触れられています。
中学校に日本ではない国にルーツを持つ同級生がいて、どんな問題や悩みに突き当たっているのかを描いているのですが、いじめの問題などは結局うやむやにしてあるところがちょっと消化不良だったかなあ。いやいじめ問題に取り組んだ本ではないから、オチをつける必要はないかもしれないんだけど、しかし物語としては解決策を知りたかったというか。
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マロウル国の女子校に入学した美少女の正体は、亡きキュイ王国のクランツ王子だった!? 目的は女のフリをして次期国王候補の皇子たちを口説き落とし、ある願いを叶えること。呪いで小鳥に変わってしまう護衛のスズラウ卿&友人のミミカの協力で、計画通り彼らと知り合えたクランツ。ところが、皇子たちを狙う襲撃事件に巻き込まれてしまい…!?
女子校なのに王子様がいっぱい? 女装王子と小鳥が繰り広げる冒険ファンタジー開幕!!(裏表紙より)
野梨原節が詰まった、青少年のきらきらわちゃわちゃがやがやファンタジーでした。久しぶりに読むとやっぱりいいなあ。自分の思うことを素直に言って、別にいいんじゃない? っていう多様性が受け入れられる感じ、読んでいてにこにこしてしまう。
女性は出てくるものの、メインは男性、あるいは女装男子。きらびやかなんだけど、ひたすら賑やかで、気のいい仲間たちがわいわいしている。この世界の謎は解決できていないままだけれど、若者たちが世界を変えようとしているところは、最後までわくわくした。
口癖は「お腹へった」。昼ごはんを食べながら夕食のメニューを考えるほどの食いしん坊。激しく〆切中なのに編集者の目を盗んでディナーの予約を入れ、差し入れをモグモグ。冷蔵庫が空になるまで料理をし、おいしいものを存分に食べるため絶食ダイエットに挑戦……。どうにも止まらない自らの「喰い意地」を描いたエッセイ集。(裏表紙より)
食べ物系のエッセイって、自分のいまの感覚と、食べ物に対するセンスが合致しないと読むのが楽しくないと思うときがあるんですが、これはめちゃくちゃ食べ物に対するセンスが合致して、ずっとお腹が空いていました。
食い意地もそうなんだけれど、その向こうに見える家庭の様子が面白い。砂糖がないとか、お弁当の話とか。
甘いものはそんなに食べないと書かれていないけれど、なんだかとってもスナック菓子やジャンクフードが食べたくなってしまった。修羅場脳かな……。
「騎士王、貴女こそが皇帝に相応しい」——己の秘密を知る“誰か”の存在により、キルフ帝国後継者争いに巻き込まれたレティーツィア。そこへ、ずっと行方不明だったキルフ帝国第四王子・アルトールが姿を現した! なんと彼は『神殺しの魔法陣』を使ってレティを拘束。目の前で主君を奪われたデュークは、アストリッドと共にレティを助け出そうとするが……!? 最強女王伝説、強敵現る第7弾!(裏表紙より)
キルフ帝国の章(と呼んでいいのか)、めちゃくちゃ面白かったなあ。王となる女性が二人、それぞれの決意を胸に、お互いに王の道を歩む、その入り口を見た気がして感動的だった。またアナスタシアという名が感慨深い……。インペリアル・エッグが出てくるからね……。
黒幕はファンタジー要素として騎士王がらみのことで、まだまだ秘密がありそうだし、レティの『愛人王』の異名の謎もまだまだわからないし、続きが楽しみだ。
次期女王レティーツィアと、ノーザルツ公国君主の元に届けられた、キルフ帝国・建国祭の招待状。差出人のサインに不気味なものを感じつつもキルフ帝国へと向かったレティは、そこで皇帝に関するとんでもない噂を耳にする。その真相を確かめようと、レティは己の騎士とノーザルツ公、さらにはイルストラ国の王子も巻き込み、ある企画を立てるが……!? 最強女王伝説、自身の役目に気づく第6弾!(裏表紙より)
もう六巻なのか、と思ったんですが、それを上回る意外な五人目の騎士の叙任の驚き! 準レギュラーだと思ってたけど、そうきたか! 否応無しに巻き込まれたなあという感がしなくもないんですが、レティと気が合ってそうなので仲良く(?)やってくれると嬉しい。
キルフ帝国の騒動は次巻へ続く。怪しい人たちが複数いるので、誰が黒幕なのかなあと考えています。騎士王関連の、ファンタジー要素が絡むのかな。
天才錠前師のトマス・ウルスに育てられたマージは、鍵や機械が大好きな、いっぷう変わった女の子。トマス亡きあと、錠前店をひとりで切り盛りしていたマージの元にある日、鉄道王としても成功しているアンブローズ伯爵家の若き当主・アレックスが訪れる。「ある金庫を開けてほしいから、身ひとつで伯爵家に来てくれ」という依頼を断ろうとしたマージに、アレックスは破格の報酬を約束し…!?
錠前少女のスチームパンク・ミステリ!(裏表紙より)
天涯孤独となった錠前師の少女と、富豪で貴族の青年の出会いから始まる、お家騒動と開かない箱のお話。飛行機や車といったものが登場する世界観の中に、神秘と呼ばれるようなファンタジー要素が入っているの、めちゃくちゃ好きです。
マージのしなやかさと、子どもっぽさと大人な面の両方を備え持つアレックスが、なんだか見ていて可愛らしくて清々しくてよかったなあ。マージに惚れるのわかるよっていう言動が多くて、素敵なヒロインでした。
突如として現れた巨人たちによって、人類が壁の中に追いやられてから百年。両親を失い、仕事を転々としながら生きるエレンは、親友のアルミンとミカサに、この狭い世界への鬱屈した思いを吐露していた。壁の向こうへ行きたい、そう思ったエレンは二人を連れて壁に近付くが、警護隊に止められてしまう。そのとき地面が揺れ、姿を現したのは……。
どうして設定を変えてしまったのか……という気持ち。ここまでチープな作品ではなかったはずだぞ、と原作ファンの無念を思う。これじゃエレンがただの現実を見ずに夢に逃げているだけに思えるじゃないかよー。設定が改変されて、必死感や絶望感が薄れてしまった結果、原作のキャラクターとストーリーが持つ魅力を削いでしまった感が強かったです。
ただ、女性陣は可愛い。めちゃくちゃ綺麗。汚れていても美人で眼福です。
前編は、エレンが巨人化するまで。これどうやって話を締めるんだろう。