読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

敏腕だが、お金に汚い弁護士・吾妻正義の孫つぐみは嘘をついている人の顔が歪んで見える特殊な能力を持つ女子高生。正義の許に来る依頼は難事件ばかり。“相続放棄を迫られた後妻”“詐欺師扱いされた投資コンサルタント”“DQNネームを改名したい女子高生”“隣人から引っ越しを迫られる犯罪者の息子”、依頼人や原告の“嘘”に隠された真実に幼なじみの草司と共に挑む!
"嘘"に隠された依頼人の本当の願いとは!?(裏表紙より)
事件解決スッキリ爽快! というわけでは全然なくて、ぐっと飲み込まなくちゃならないところや決断しなければならないところもあるんだけれど、リアリティがあって面白かった。草司の謎が解決してないし、つぐみの過去もはっきりしないので、めちゃくちゃ続きが読みたい!
主人公のつぐみが事件を解決するわけではなくて、ただの一般人として、憤るところは憤って、やってほしいと思うところでは行動して、っていうのがよかったなあ。
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両親を事故で亡くした小学生の太輔は「青葉おひさまの家」で暮らしはじめる。心を閉ざしていた太輔だが、仲間たちとの日々で、次第に心を開いてゆく。中でも高校生の佐緒里は、みんなのお姉さんのような存在。卒業とともに施設を出る彼女のため、子どもたちはある計画を立てる……。子どもたちが立ち向かうそれぞれの現実と、その先にある一握りの希望を新たな形で描き出した渾身の長編小説。(裏表紙より)
希望を持たせた結末で読者を救うことはよくあることだけれど、現実を書き切って本当に、ひとかけらの希望だけを握らせて終わらせる物語が、読者を救うことだってきっとあるんだろうな、と思わせてくれた作品でした。
どうしたって弾かれる「施設の子」なのに、それぞれの性質がまた弾かれる要素となって、出口が見えない感じ、きつい。けれども何かを成し遂げるために一生懸命になった自分たちを、太輔たちはきっと大人になっても誇れると思う。

田舎領主のレナルドは、たいそう焦っていた。結婚相手がみつからないのだ。19歳で長身の男前、しかし特に財産が多いわけでもなく、極度の恥ずかしがり屋で一見無愛想とあっては、嫁いでくれる物好きなどいない。さらにレナルドには、月夜に狼に変身してしまうという秘密まであった。一縷の望みをかけて顔を出した王都の夜会で、ついにレナルドはメレディスと名乗る貴族令嬢と出会うのだが…!?(Amazonより)
ふわふわ、あっさりな可愛らしい恋愛ものでした。
狼化しているときは尊大かつ素直なのに、人型になった途端口下手で無愛想になる不器用な伯爵様と、ふわふわ柔らかで心優しい、変わり者ゆえに結婚相手が見つからないご令嬢。最初から結婚することがわかりきっている二人の恋は、ほのぼので可愛い。
ところで、江本さんのくせなのかな、料理とか薬草について書かれるときにどこかで見たような文(たとえば別作品で書かれていた似たような箇所)だなあという印象を抱いてしまいました。加えて周囲の反応に同じような感じなので……。他の作品がどうなってるか気になる。
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離れの爆発事故で母を失い、ショックのために精神科病院に入院していたアナ。退院したアナは、姉アレックスと父、そしてかつての母の看護師でいまは父の恋人となったレイチェルの迎えられる。すでに母親のように振る舞うレイチェルに反発するアナとアレックス。母が本当に事故死したのか調べ始めると、次々に不審なものが浮かび上がってくる。
韓国のホラー映画のリメイク作品。そっちは見ていないですが、気になるなあ。
主人公と姉で、怪しい継母の疑惑を突き止めて行く話ですが、この設定でのホラー映画ってこの情報の時点でだいたい察せられるというか。どのくらい驚かせてくれるのかなっていうのを期待しちゃいますよねー! っていう。そしてちゃんとその期待を裏切らないでくれたので面白かった。突飛なものじゃなくてちゃんと理屈があるオチに思えて好感を覚えました。
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自殺を試みたものの失敗した貧乏役者の桜井は、訪れた銭湯の浴場で滑って頭を強打した男のロッカーの鍵をくすね、男の私物をいただく。しかしその男は頭を打ったショックで記憶を失っており、すり替えられた鍵(荷物)のせいで自分を桜井だと思い込んでしまう。結婚したい女性編集者の香苗はそんな彼に惹かれていく。一方、そんな男の数々の私物に偽造免許や拳銃などを発見した桜井は、やがて殺し屋コンドウに行き着き……。
いろんな偶然が絡まりあって、もつれにもつれて騒動に発展する。こういうドミノ仕掛けのような話、好きだなあ。
売れない役者が殺し屋になるっていうのはもう定番だなあという気がしつつも、その殺し屋が実は、っていう種明かしがものすごく好きだった。なるほどなー! って感じだった。着メロの演出もすごく好きだったし、音が結構重要な演出を担っている感じで面白かった。


「超高校級の『幸運』」苗木誠たちは、シェルター化した学園を脱出し、この世界の真実を知った。だが絶望を脱したはずの彼らは、「超高校級の『絶望』江ノ島盾子の化身であるモノクマによって、新たなコロシアイゲームに参加させられることになる。
2の話を知っていること前提の話でした。苗木たちが成長している理由がよくわかっていなくて、あ、うん……って感じの見始めだった。でもこっちを先に見ていても宗方たちが誰かわかっていなかったように思うので、ゲーム未プレイヤーがどっちを先に見るっていうのは特にないのかもしれない。
成長した苗木たちが、過酷な状況や謎めいた殺し合いの中でもなんとかみんなで助かろうとするまっすぐさや強さがよかったなあ。霧切さんと仲良しで何よりです。十神くんも元気そうだったな。
これを最後まで見て「希望編」を見ると、ああよかったな、と自分の中でエンドマークがついた気がしました。


希望ヶ峰学園を卒業した「超高校級の『家政婦」雪染ちさ。77期生第1クラスの副担任として戻ってきた彼女は、生徒たちに青春を送らせるために奮闘するも、それはやがて絶望へ至る物語の始まりとなってしまう。
順番を調べずに見てしまったものの、新キャラの話として見たのでこっちが先でよかったかもしれない。
第1作の彼らがどうしてあのような状況となったのか、という前日譚。黒幕に生徒たちがどんどん追い詰められて脱落していき、ついには大人たちまでもという、どん詰まり感溢れるお話。
主要な三人となる雪染と宗方と逆蔵の崩壊が見ていて一番きつかったかなあ……。
最後の「希望編」がどこにつながるかわからなくてぽかーんとしてしまったんですが、これは「未来編」を見ていないとわからないものだったので、これだけは先に見るべきじゃなかった。
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家計を助けるために画家フェルメールの家の下働きとなったグリート。彼女が芸術に関して秘められた才能を持っていることに気付いたフェルメールは、絵の具の調合を手伝わせたりと彼女を重用するが、それが家族の反発を呼んでしまう。そしてついに、フェルメールはグリートの肖像画を描くことになり……。
有名な絵画「青いターバンの少女」(「真珠の耳飾りの少女」ともいう)を題材にした作品。原作となる小説があるんですね。
身分が低く、立場が弱く、虐げられる立場にありながら、直感的な芸術センスを持つグリート。画家としてよいものを描こうとするが芸術を理解しない家族に苛立っていることもあって、彼女と距離を縮めていくフェルメール。ただの不倫とは思わないんですが、芸術のパートナーってこういうことがまま起こるんだろうなあと思うと、なんとも言い難い気持ちになる。時代なのか価値観なのか。
![帰ってきたヒトラー [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41P2G6UepOL._SL160_.jpg)
2014年ドイツ、ベルリン。突如現れたその男は、自殺直前のヒトラーだった。リストラされた番組制作者のザヴァツキはひょんなことから彼を見出し、番組を制作する。それがきっかけとなってメディア進出を果たしたヒトラーは、かつて国民を扇動したその演説で人々を魅了していく。さらにはネットの力も合わさって、その危険性を誰も気づかないまま。
コメディかと思ったらとんでもないホラーだった。いやいやいや、いやいやいやいや! 笑え! って言われてるけど笑えないよ!
それでもこのヒトラーという人が、どんな影響力を持っているのか、人を魅せる能力に長けているかということを描いているのは面白いんだよなあ……怖いんだけど……。メディアとネット、あと大衆の恐ろしさを見せつけられた気がする。
知識を持って、きちんと歴史を知って、知恵をつけることが大事なのかもしれない、と思いました。
