読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

楽器販売店をクビになり、衝動のまま仙台に向かった惠理は「あやしバイオリン工房」と書かれた看板を見つける。そこには男性店主の他に、伝説の名器ストラディヴァリウスの精が棲んでいた!? 店主以外の人には見えないはずのバイオリンの精・弦城の姿が見える惠理は、成り行きで、工房に持ち込まれる不思議な事件に巻き込まれる羽目に…。心温まるあやかし事件簿。(Amazonより)
誠実であるがゆえに傷ついた女性が、辿り着いたバイオリン工房で、バイオリンの精と店主に出会う。「あやし」という苗字のせいで、楽器にまつわるオカルトを解決する仕事がメインになっている、彰志の工房の従業員になる形で、惠理の新しい日々が始まる。
音楽を愛する人と、心からの弾き手(相棒)を望む楽器の精。お互いがお互いを必要とする優しさが溢れた作品で、じんわりといい作品だなあと思いました。惠理と弦城のことがわかる第3章はよかったなあ。ファンタジックな感動にあふれていた。
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第二王女は、女神の使徒である。その真実を隠すため、全く表に出られなかったリーウェは、使徒としての使命を果たすべく身分を隠して騎士団に入団していた。ところが、十六歳の誕生日目前、第二王女を捜し出せたら、王女に求婚できるという、おかしな舞踏会が開かれることに!! 騎士のままでいたいリーウェは、唯一正体を知っている同じ騎士団員のギデオンとともに騎士姿で会場にいることにしたけれど……。なぜか大国の王子様が迫って来て!?
身分を隠した王女様の、騎士団ラブファンタジー(裏表紙より)
女神の使徒として生まれたメリーウェイス王女ことリーウェは、魔導騎士として潜伏中。幼なじみのギデオンに子ども扱いされながらも、戦うことを使命として見出していたけれど、とんでもない舞踏会が催されることをきっかけに、女神と相対する滅びと虚ろの王の侵攻を受けることに。
壮大な物語の始まりのお話のようでありながら、幼馴染への思いを自覚するじれじれなファンタジー。戦いがこの規模でよかったし、虚ろの王の正体が彼でよかったけれど、今後も戦っていかなきゃならないんだろうなあと思うと、リーウェとギデオンの道のりは大変だ……。

この輝きは、愛しき人のために。
大陸東部の穏やかな街、リアフィアット市。
そんな街の片隅に、店員二名の小さな宝石店があった。——『スプートニク宝石店(ジュエリー・スプートニク)』。
従業員のクリューは、どこか言動の幼い、よく笑いよく怒る、栗色の髪の女の子。
一方、店主のスプートニクは、嫌みっぽく口の悪い、そのくせ外見だけは無駄に良い意地悪な青年。
そんなふたりが営む宝石店では、今日も穏やかに、賑やかに時間が過ぎていく。
しかし、クリューにはある不思議な体質があった…
——「宝石を吐きだす」体質。それはふたりだけの秘密。
この体質のせいなのか、ふたりの日常は、ゴロツキやら警察局や魔法少女やら魔女協会やら…
なんだか不思議な出来事に巻き込まれていく…。
宝石に愛された少女の、甘くて淡い、ファンタジーノベル開演。(裏表紙より)
ぽにきゃんBOOKさんは、視力でも試してるの? ってくらい裏の内容紹介が小さくて読みづらい。
それはともかく。
宝石を吐く特殊体質を持つせいでひどい扱いを受けていた過去のあるクリューは、顔だけは無駄にいい意地悪宝石商で細工師のスプートニクの宝石店の従業員。温かで優しい日々を過ごす彼女の周りでは、大小の事件が絶えず……。
ほんわかのんびとしつつも、事件もしっかりあるファンタジーで、とても癒されました。あっさり騙されてしまうクリューの幼さと、ずるい大人の代表みたいなスプートニク、二人の見えない心のつながりがあたたかで愛おしくて。とても可愛い。楽しかった。

アランとの結婚を決意するも、彼の父に認めてもらえないエデル。そんなある日、アランの母の提案で、エデルがディセント家に本当にふさわしいか試されることに! 一方アランも、父からある人物の日記を手渡され……!? 靴職人と伯爵令息、そして魔術師の子とシンデレラの末裔でもあるふたりは、身分も宿命も乗り越えて、結婚することができるのか?感動の最終巻!
靴は少女の運命を変える——。靴と恋の物語、完結!
拍手! 謎は残るし、未来はきっと無限に広がっているけれど、素晴らしい結末だったと思います。今回取り扱われたのは誰の靴でもなく、エデルの未来のための靴の話っていうのが、またいいんだよなあ。
魔術師絡みの事件は前巻で決着。エデルとアランは未来に何を見るかというのが最終巻で、これから自分たちはどうなりたいか、どのようにシンデレラ伯爵家と靴箱館、そしてガラスドームを作っていきたいかに思いを巡らせる。エデルがルディアの助けを借りて、少女たちと渡り合おうとするところが実に少女小説! エデルらしい言動が微笑ましくて応援したくなりました。
ここ数巻は余裕のなかったアランも、腰を落ち着けたようで何よりです笑 指南書のオチがこれか! っていうのはめっちゃ笑いましたが、最後まで大いに笑いました。あきさんの絵がまた爆笑を誘う。
最期の短編がまた可愛らしくて、これからも二人で乗り越えていってほしい。
楽しかったです。ありがとうございました!

アランの父・ディセント伯爵のアルヴァと対面したエデル。だがそれからというもの、彼女を社交界デビューさせようとする(少し不思議なレッスン付)など、アランの焦りを感じるように! きっと結婚が認められなかったのだ……。結婚とは何か悩み始めたエデルは、ひとり故郷に帰ることにするが、そこで母を生き返らせようとするレイに驚きの提案を持ちかけられ——!?
愛する想いが人を強くする。靴と恋の物語、第6弾!(裏表紙より)
ヴァイオレット・ファーの死から始まる魔術師の靴のお話はおしまい、というわけで、レイとの戦いは決着。だいぶと噛み合ってないアランとエデルのやりとりで忘れてしまったいましたが、そうだった魔法があるファンタジーだった……という対決でした。だいぶと山場でとてもわくわくしました。
エデルとアランの物語は次で決着かな? どうか幸せになりますように!

栗坂まもりは、イケメンだけどベランダ菜園マニアの亜潟葉二とお隣さんで恋人どうし。
マンション改装も終わった冬。張り切って新たにスミレをベランダ菜園にお迎えしたまもり。バレンタインにこの花を活躍させる計画でわくわくする一方、友人の湊と周の間には不協和音が!
……湊ちゃん、わたしに何かできることはないかな? 友人のために心を砕くまもり。
一方で、見守る葉二には仕事の転機が訪れ——?
ベランダ菜園に2つの恋の嵐が巻き起こる、大人気シリーズ6巻!(裏表紙より)
友人や周囲の環境が少しずつ変わる第6巻。まもりの成人式と、友人の湊ちゃんが破局の危機です。最後の最後で亜潟さんも新しい道を選んでしまう……? という内容もあり、続きが気になりすぎる。
少しずつ外に向かい始めたまもりは、再び迎えた亜潟さんとの進路を上手く決めていくことができる……気がする! 待つよとか行くよとか言える大人になっていってると思う!
![ラブリーボーン [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51Olr0LdV%2BL._SL160_.jpg)
1973年、スージー・サーモンは殺害され、14歳の生涯を閉じた。天国のスージーはそこから残された家族、そして犯人の男ハーベイの生涯を見届ける。地上の人々の行く先は。スージーの行くところは。最後に残されたものとは……。
美しい映像や多数のカットを用いられて紡がれる、悲しみや怒り、そして虚しさと、人生の物語。
殺された少女と残された家族の視点を主に物語が進むんですが、犯人が捕まるのか、スージーの無念は晴されるのかという後半の展開に手に汗握りました。それだけに、ラストはちょっとやるせない気持ちになりましたが……。
映像は常に美しくてドラマチックで、想いを反映した風景がファンタジックでした。数少ない登場人物が絶妙な配置で、レイとの別れではこみ上げるものがありました。最後に残った「美しい骨」という絆を表す言葉、何かが生まれる予感があって不思議だけどいい言葉だ。