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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…2 (一迅社文庫アイリス)
前世でプレイした、乙女ゲームの悪役令嬢カタリナに転生した私。未来はバッドエンドのみ——って、そんなのあんまりじゃない!? 破滅フラグを折りまくり、ついに迎えた魔法学園入学。そこで出会ったヒロイン、マリアちゃんの魅力にメロメロになった私は、予想外の展開に巻き込まれることになって——!?
破滅エンドを回避しようとしたら、攻略キャラたちとの恋愛フラグが立ちまくりました? 悪役令嬢の破滅回避ラブコメディ第2弾!!(裏表紙より)

第1巻が序章だったことがわかる第2巻。乙女ゲームの本編開始です。
カタリナのひとたらしが余すところなく発揮されて、主人公と攻略キャラのイベントを奪う始末。カタリナの気付かなさっぷりがすごいですが、彼女の性質は悪役令嬢なんかではなく前世の頃から「主人公」であることに本人だけが気付いていないのか!笑 あっちゃんとの出会いとか完全に主人公だろ!
無事にゲーム本編を終了させたようで何よりでした。みんな仲良しがやっぱりいいよね。
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後宮の烏 2 (集英社オレンジ文庫)
後宮で生きながら帝のお渡りがなく、また、けして帝にひざまずくことのない特別な妃・烏妃。当代の烏妃として生きる寿雪は、先代の言いつけに背き、侍女を傍に置いたことに深く戸惑っていた。ある夜、後宮で起きた凄惨な事件は、寿雪が知る由もなかった驚愕の真実をもたらす、が——。烏妃をしばる烏漣娘娘とは何か? 烏漣娘娘がおそれる「梟」とは一体誰なのか?
烏妃とは、なにも望まず、ひとを遠ざけ、ただひとり……(裏表紙より)

シリーズ2巻。孤高の妃が不思議な力を持って謎解きをし、皇帝や周囲とのふれあいで少しずつ心を温めていくお話、だったのですが、この巻はすごく「ひとりぼっち」の感覚が強くて、だからこそかすかなふれあいや誰かを思うことがより強く感じられるものだったように思います。
烏妃誕生のきっかけになった香薔や烏漣娘娘の話は次回かなあ。高峻の周りも徐々にきな臭くなってきているようだし、悲しい結末にならないといいけれど、と思いながらも二人が凛と立つ姿をこの先最後まで見守りたいと思う。
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…1 (一迅社文庫アイリス)
頭をぶつけて前世の記憶を取り戻したら、公爵令嬢に生まれ変わっていた私。え、待って! ここって前世でプレイした乙女ゲームの世界じゃない? しかも、私、ヒロインの邪魔をする悪役令嬢カタリナなんですけど!? 結末は国外追放か死亡の二択のみ!? 破滅エンドを回避しようと、まずは王子様との円満婚約解消をめざすことにしたけれど……。
悪役令嬢、美形だらけの逆ハーレムルートに突入する!? 恋愛フラグ立てまくりの破滅回避ラブコメディ★(裏表紙より)

乙女ゲームに登場する悪役顏のご令嬢カタリナ・クラエス、その8歳のときに前世を思い出した私。このまま何も対策を打たないままだと、ゲームの通りに死亡か国外追放ルートに突入してしまうと気付いたカタリナは、考えつく限りの手を打って、剣術の稽古と畑仕事をすることに。
突飛な発想力と行動力によって、公爵令嬢らしからぬ言動を繰り返すことになったカタリナは、ゲームの登場人物(主に攻略キャラ)に逆に好かれて、逆ハーレム状態に。このたらしっぷりが楽しい作品でした。あまりの気付かなさっぷりに、早く気付けー!笑 と思いますね。
むかしのおしゃれ事典―名作でひもとく古きよき日本のよそおい
文学作品に登場する数々の服飾。いまでは伝わりにくくなったそれをイラストでざっくり解説。
民族衣装の本はよく読むのですが、明治辺りから昭和にかけての服装についてはあまり調べたことがなかったので面白く読みました。和装の章と洋装の章があり、着物の項もあれば生地の項、インバネスや帽子など小物の項もあり、楽しかった。できれば写真ででも見たいなあ。
ねらわれた女学校 セーラー服と黙示録 (角川文庫)
閉じ込められた! 島津今日子がひとり目覚めると、そこは永遠にループする「無限階段」でできた異世界だった。同時に、同級生のみづきと茉莉衣もまた、無限階段にとらえられていて……3人がそれぞれの探偵術と個性から導き出した、3種類の脱出方法とは? 表題作を含む、全寮制探偵養成学校「聖アリスガワ女学校」で起きた4つの悪魔的事件。ミッション・スクールとカトリック教会を舞台に、少女探偵の活躍を描く珠玉の短編集。(裏表紙より)

本編を読むことなく読んでしまいましたが、キャラクターの個性が強い少女探偵三人組のお話でした。絶海の孤島、ミッションスクール、ヴァチカンなど一つ一つの要素が強いのによくここまで合わせて煮込んだなあ。
盗まれたと思われるロザリオの行方を追う「きえたロザリオ」。吸血鬼をどうやってこの島から脱出させるか考える「とらわれた吸血鬼」。禁断の儀式を実行したとして捕まった三人の無実を証明する「あらわれた悪魔」。そして内容紹介にある「ねらわれた女学校」。四つの短編が収録されており、表題作は多分本編である『セーラー服と黙示録』と絡んでいる模様。学校の目的と敵対組織と、モリアーティを連想させる教授とやらはいったいなんなんだ。
キャラクターも濃いですが文章も個性が強く、面白く読みました。こういう振り切ったキャラ設定、嫌いじゃないぜ。
世界を食べよう!  - 東京外国語大学の世界料理 -
東京外国語大学の研究者たちが、世界各地の食について説明するエッセイ集……でいいのかな。夜中に読むの辛い。めっちゃくちゃお腹が空きます。写真は多くはない(少なくもない)のに想像を掻き立てられておいしそうなんだよなあ。
東アジア、東南アジア、南・西アジア、東・中央ヨーロッパ、西・南ヨーロッパ、アメリカ・オセアニア・アフリカの項目にわかれています。世界各地の有名料理のことがざっくりわかるのですが、もっと読みたい! レシピももっと見たい! と思わせる。
(仮)花嫁のやんごとなき事情 ~離婚しちゃうと絶体絶命!?~ (ビーズログ文庫)
夫クロウの遺髪を見せられても、「あの人は死んでない!」と強がるフェルだが、実際の安否は不明なまま。皇宮ではいつの間にか、クロウが『いなくなった皇子』となり、弟のパールとフェルが結婚したことになっていた——なんて冗談じゃない! 反撃に出るフェルだが、パールもおぞましい計画を立てていて!? 離れてこそ夫婦の絆が試される! 激動のニセ未亡人(?)生活第10弾!
夫の留守を預かるのは、妻の役目です(キリッ)。(裏表紙より)

クロウが死んだ? フェル(シレイネ)が結婚したのはパール? 旦那様の生存を信じて行動するフェル。兄を取り戻したい弟たちや危機的状況を察知した面々と、だいぶと最終決戦に近づいてきた感があります。
皇帝の思いや過去は夫婦スキーとしては結構くるものがありました。すれ違いが極まっていてだいぶとあれですが……。
そしてシレイネ! きてくれると思ってた! ガウェイン先生となんだか面白いコンビになってるので最後まで一緒に戦ってほしい。
女たちの韓流――韓国ドラマを読み解く (岩波新書)
「冬のソナタ」にはじまる韓流ドラマは、日本社会にすっかり定着した感がある。なぜそれほどまでに惹きつけられるのであろうか? 「初恋」「私の男の女」「レディプレジデント」等二五本のドラマの社会的・歴史的背景にふれながら、女性の生き方に焦点をあてて読み解く。韓国社会の今や、苦難に立ち向かう女性の姿が浮かび上がる一冊。(カバー折り返しより)

家族が韓流ドラマを楽しそうに見ているのを横目で見ることが増えたのですが、作品のヒロイン像が様々ですごく興味を持ったので、それを読み解くヒントがないかと思って手に取った一冊。
なるほどなあ! 韓国社会についてほとんど知識がなかったので、女性の立場や結婚の考え方を強く反映した作品群なんだなということがわかって面白かった。2013年の本なのでいまはまた違う描き方をされているんでしょうが、いつかちゃんとどれか一作全話きちんと見てみたいものです。
神殺しの救世主
これは、世界を拓く物語——。
長年に亘る戦で荒廃した世界。そこでは語り継がれる終末神話があった。「この世の命数が尽きる時、『邪神』が現れ、世界は終焉の時を迎える。しかし、創造神は一人娘をこの地に遣わし、その『救世主』は五人の『守護者』と共に人々を新世界に導く——」と。終末の到来を予感した少女・ノト。かつて『守護者』の責務から逃げた彼女は、王と、国と、神と、そして運命と斬り結ぶことを決断する!!(カバー折り返しより)

滅亡と再生の異世界ファンタジー、だけではなくてSF要素も含む。情動を持たない娘、ノトは、終末神話に語られる五人の守護者の一人『真実』であった義兄ホリディが死んだことで、彼の預言を知り、彼の意思を継いで守護者を集めて邪神と戦うことを決意する。
ノトは果たして救世主、それとも邪神? 預言の通りになれば仲間の守護者たちがみんな死んでしまうのは本当なのか? 笑うことも怒ることも泣くこともないノトがひたすらに自分のすべきことをやりながら、仲間たちを失いたくない、一緒にいたいという思いを育て、運命に立ち向かう。
ノトの淡々とした語り口と立ち回りの上手さで、ストーリーは王道、問題ごとも基本的にはすんなり片付く軽い読み心地なのですが、最後に登場する「生きていることは素晴らしいのか?」という問いやテーマはとても多崎さんらしいなあと思いました。途端にノトが不器用で、本当は弱いただ人でしかなかったことがわかってぶわっときました。いいファンタジーでした。
日本一の給食: 「すべては子どものために」おいしさと安心を追求する“給食の母”の話
北海道、置戸町で作られる「日本一の給食」。それに携わった管理栄養士の佐々木十美さんのこだわりや思いをまとめた一冊。2013年の本です。
世間の常識や当たり前のものは変化していくけれど、昔から食べられている添加物の入っていない食材で美味しく給食を食べてほしいという思いから作られてきた置戸町の給食。こだわりが感じられて実においしそうなんですが、実際にどのように給食センター(調理室かな?)を回しているのかも教えてほしかった! ここまで時間をかけられるのってどういう仕組みなんだろう。知りたいという気持ちになりました。
繰り返し登場するカレーのレシピも収録されているので、いつか作ってみたい。
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Author:月子
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