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死神執事のカーテンコール (小学館文庫 Cく 1-1 キャラブン!)
猪目空我は、かつて少年探偵役で人気を博した子役くずれのイケメン。とくに技能があるわけではないが、過去の栄光を活用し外見重視の雰囲気探偵事務所を開くことに。早速、格安賃料で借りたのは古い屋敷の一角のうえ、他の住人は謎めいたお嬢さまと美しい執事のみ。ここに怪しさ爆発の大家と店子が誕生した。
 一方、屋敷の執事にも秘密があった。それは彼の正体が死神で、死にゆく者に乞われた場合”カーテンコール”で三回だけ、彼らをこの世に呼び戻せるというもので……。
 エリート死神執事とハリボテ探偵が贈る人生最後の"やりなおし"ファンタジー!(裏表紙より)

本を読む前の予備知識としての内容紹介って珍しいな。上記の内容を踏まえて、物語が始まります。加えてお嬢様にも秘密が。
栗原さん節炸裂でとても楽しく読みました。顔面と賢さに特化して人間的にはだめだめ(死神だからそれでいいんですけど)の死神執事と、脳みそが筋肉でまっすぐで正直な探偵にもなれない探偵・猪目、そして美しいけれどどこか奇妙なお嬢さまに、謎めいた万能を持つおじさまと、怪奇なものたちがどこかの街で寄り集まって当たり前のように日常を営んでいるの、なんだかくすっとしてしまう。
お互いしか見えていない、とか、お節介が人外を人にする、とか、まっすぐすぎて異形に気に入られる、とか、そういう胸をくすぐるものがたくさん詰め込まれていてにやにやしてしまった。あと冷蔵庫がなんかいい。ロマンを感じた。
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Author:月子
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